大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
リーマンショック以降の米英巨大銀行の経営戦略と経営行動を概観することによって、日本のメガバンクの明日の経営行動について考えます。
米国の巨大銀行は機関投資家の意向とBIS規制導入の金融規制の狭間にあって、いまだダイナミック動きはとれなくなっています。また英国4大銀行もローン保険でのトラブルで立ち直りは大きなつまずきを見せています。
米英巨大銀行の在日ゲストスピカーの話も交えながら、併せて日本のメガバンクの経営戦略のあり方について考えてみましょう。

【特記事項】
【講座のポイント】
(1)メガバンクと地方銀行の経営戦略の動向について理解できます。
(2)英米銀行の形成過程や国際戦略が理解できます。
(3)BIS規制など金融規制などの基礎が理解できます。

【参考文献】
著者:ジェフリー・ジョーンズ
監訳:坂本恒夫・正田繁　 『イギリス多国籍銀行史(1830～2000)』　日本経済評論社

著者:坂本恒夫
『英国四大銀行の経営行動-株主価値経営の形成・展開・破綻-』　 中央経済社 (10月刊行予定)

【講義概要】
第1回 10月 7日(金) 米国巨大銀行の経営戦略と課題
第2回 10月14日(金) 英国4大銀行の形成と展開
第3回 10月21日(金) HSBCの経営戦略と課題
第4回 10月28日(金) モルガンスタンレーの経営戦略と課題
第5回 11月11日(金) シティーバンクの経営戦略と課題
第6回 11月18日(金) バークレイズ、ロイズの経営戦略と課題
第7回 11月25日(金) 米英巨大銀行の栄光と挫折

【講座をお薦めする方】
・金融業、特に都市銀行、地方銀行に勤務の方
・わが国のメガバンクや地方銀行との取引がある方
・メガバンク、地方銀行、外資系銀行を調査・研究している方

【教材】
オリジナルレジュメ

名前	坂本 恒夫
肩書き	明治大学副学長・経営学部教授
プロフィール	経営学博士。ニュー・サウスウェールズ大学、レディング大学客員研究員等を経て現職。日本経営財務研究会会長、日本経営分析学会会長などを歴任。中小企業・ベンチャービジネスコンソーシアム、企業集団研究会、中小企業経営・財務研究会など経営実務に関する研究会を多数主宰。『経営分析の方法』『企業集団経営論』他、著書多数。

名前	正田 繁
肩書き	ファイナンシャルブリッジ(株)取締役、日立製作所金融システム営業統括本部事業企画本部部長
プロフィール	日立製作所経理部、日立ヨーロッパGmbH、日立ヨーロッパLtd.財務部長等を経て、現職。明治大学経営学部特別招聘教授(2004年)、日本学術振興会経営問題第108委員会委員等を務める。専門は、キャッシュフロー経営、コーポレートベンチャー論、企業財務論等。

名前	広瀬 尚克
肩書き	香港上海銀行財務管理部スーパーバイザー
プロフィール	－

名前	井関 大
肩書き	－
プロフィール	明治大学経営学部経営学科卒業。シティバンク銀行株式会社国際業務部に勤務。