講座詳細情報
申し込み締切日:2011-05-04 / 日本史 / 学内講座コード:11120046
じっくり学ぶ 幕末から明治期の政治と社会
- 開催日
- 5月11日(水)、 5月18日(水)、 5月25日(水)、 6月 1日(水)、 6月 8日(水)、 6月15日(水)、 6月22日(水)、 6月29日(水)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 17,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
幕末から明治期の政治と社会をじっくり考えていきたいと思います。講座はI.IIと別れますが、本講座はその前半に当たります。
幕末から明治期、それは激動の時代でした。西欧の外圧と国内の社会不安のなか、江戸幕府が倒壊し、アジアで最初の国民国家が生まれました。そして明治政府は、憲法と議会政治を取り入れ、日清・日露戦争の後、朝鮮を植民地として帝国化していきました。
この時期の政治史をもっとも短く語ると、以上となります。これでは面白くありません。
その間の社会の動きを具体的に見ていきましょう。
1では、8回にわたり、幕藩制社会はなぜ、どのようにして崩壊していったのかという点を理解していきたいと思います。18世紀後半、天明期(田沼時代)から、社会は徐々に変容していきました。この時期を考えるキーワードは「私慾」です。そして、19世紀を見据えるキーワードは「内憂外患」です。国内の社会不安と、西欧列強の日本接近、この2つの問題を中心にして、19世紀の社会の変容を見ていきましょう。その際、日本近世史研究の最新の研究成果や、わたくしが所属する明治大学情報コミュニケーション学部の学際的視座も取り入れていきたいと考えています。
幕末から明治期の政治と社会をじっくり考えていきたいと思います。講座はI.IIと別れますが、本講座はその前半に当たります。
幕末から明治期、それは激動の時代でした。西欧の外圧と国内の社会不安のなか、江戸幕府が倒壊し、アジアで最初の国民国家が生まれました。そして明治政府は、憲法と議会政治を取り入れ、日清・日露戦争の後、朝鮮を植民地として帝国化していきました。
この時期の政治史をもっとも短く語ると、以上となります。これでは面白くありません。
その間の社会の動きを具体的に見ていきましょう。
1では、8回にわたり、幕藩制社会はなぜ、どのようにして崩壊していったのかという点を理解していきたいと思います。18世紀後半、天明期(田沼時代)から、社会は徐々に変容していきました。この時期を考えるキーワードは「私慾」です。そして、19世紀を見据えるキーワードは「内憂外患」です。国内の社会不安と、西欧列強の日本接近、この2つの問題を中心にして、19世紀の社会の変容を見ていきましょう。その際、日本近世史研究の最新の研究成果や、わたくしが所属する明治大学情報コミュニケーション学部の学際的視座も取り入れていきたいと考えています。
備考
【教材】
レジュメ資料
参考資料:須田努『幕末の世直し』(吉川弘文館、2010年)
レジュメ資料
参考資料:須田努『幕末の世直し』(吉川弘文館、2010年)
講師陣
名前 | 須田 努 |
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肩書き | 明治大学情報コミュニケーション学部准教授 |
プロフィール | 1959年、群馬県高崎市生まれ。専門は日本近世・近代の社会文化史・異文化コミュニケーション史です。現在の研究課題は、社会文化史の観点からは、幕末から明治初年における大衆芸能と社会との関係、異文化コミュニケーション史の視点からは吉田松陰に見る征韓論形成の問題、八丈島における多文化共生の諸動向などです。朝鮮・中国との関係から日本近世・近代史を考察したいと考えています。 |