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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-06-04 / その他教養 / 学内講座コード:11120027

漆アカデミー ベーシックコース特別編「漆を知り、使って楽しむ」

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
6月11日(土)、 6月18日(土)、 6月25日(土)、 7月 9日(土)、 7月16日(土)、 7月23日(土)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
15,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
漆は古くから用いられてきた天然塗料であり、その塗膜は艶があり優雅で美しく、器物の装飾材料としても重宝されてきました。漆に関わる化学は、石油など化石資源に依存しない天然材料を利用した、自然の循環サイクルを見習ったもの作りとして注目されています。しかし、繊細で華やかな加飾のイメージから、漆器は“よいもの”と認知されつつも、実生活からは縁遠く取り扱いの難しいものとして敬遠されがちです。漆を使った製品は、本来、使うことによって価値が見出されるものです。ここでは、漆と漆器の魅力を再検証し、次世代型の工業原料としての可能性を紹介します。

【特記事項】
明治大学バイオ資源化学研究所成果公開
明治大学博物館特別展関連講座

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 宮腰 哲雄
肩書き 明治大学理工学部応用化学科教授
プロフィール バイオ資源化学研究所所長。学術フロンティア推進事業「次世代機能材料漆の高度利用に関する学際的研究」のプロジェクトリーダー。専門は有機合成化学であるが、最近天然物を利用した機能材料合成や機能発現機構の解明を研究している。特に漆の科学に興味を持ち、漆樹液の分析、漆の重合機構、合成漆の開発、漆の工業的利用に関する応用研究、古い漆の分析などを研究している。
名前 吉田 邦夫
肩書き 東京大学総合研究博物館准教授
プロフィール 専門は年代学、考古科学、文化財科学。化学の出身。主に同位体(アイソトープ)をツールとして使い、考古遺物や文化財の年代測定、古人骨や土器付着物による古食性の分析などを行っている。漆については、縄文漆の年代測定とストロンチウムを用いた漆の産地同定の研究を進めている。
名前 追川 吉生
肩書き 明治大学文学部兼任講師、東京大学埋蔵文化財調査室助手
プロフィール 専門は考古学。明治大学記念館前遺跡の調査をきっかけに、漆器椀の考古学研究に出会う。遺跡から出土する陶磁器製食器と漆器椀の組合せから、江戸の食器流通を考える。近年は近世考古学から、都市の成立や発展についての研究を進めている。著書に『江戸のなりたち(全3巻)』(新泉社)ほか。
名前 桐本 泰一
肩書き 輪島キリモト・桐本木工所代表補佐
プロフィール 工業デザインを専攻、オフィス設計に従事後、輪島で朴木地業を生業としながら、暮らしで使うための漆の器、小物、家具、建築内装などをデザインプロデュース。倉庫の木材、木地、下地、上塗りと共に、手がけた家具、建築内装、飲食店での使用事例などを紹介。漆の器に口をつけてもらう企画も実施します。
名前 神谷 嘉美
肩書き 東京都立産業技術研究センター研究員
プロフィール 漆工芸の制作技術や文化財保存について美大で学んだ後、明治大学大学院理工学研究科で博士号を取得。様々な漆塗膜の紫外線劣化機構の解明と劣化塗膜の修復技術について研究した。経年劣化した漆工品の分析を続け、技術者と研究者をつなぐ境界領域での活動を目指している。
名前 外山 徹
肩書き 明治大学博物館学芸員
プロフィール 商品部門(旧商品博物館)の担当学芸員として伝統工芸品の製造技法、商品開発、流通・販売の現状や産地自治体の行政施策などの調査・研究に携わる。工芸品の文化を、過去の遺産としてではなく、生きた文化財―すなわち現代日本における文化的所産として捉え、文化資源の活用による地域社会や地場産業の活性化策について研究を進めている。
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