大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
本講座は、毎日の新聞に掲載されている事件や裁判の記事を採り上げ、それを分かりやすく解説することを目的とします。特に、2009年5月から、一般市民も裁判員として刑事裁判に参加せざるを得ないことになったことから、少しでも刑事事件に関して興味のある人は本講座に参加して、刑法やそれに関連した知識を収得してもらいたいと思います。もちろん本講座は、刑法だけに限らず、適宜、事件や裁判の性質に応じて他の法律科目の分野までをも視野に入れたものになります。いずれにしても、難解といわれる法律の分野について、できるだけ平易に討議することを目指します。

【教材】
レジュメ資料

名前	津田 重憲
肩書き	明治大学法科大学院教授
プロフィール	1945年生まれ。明治大学法学部卒、明治大学大学院法学研究科修士課程修了、専修大学大学院博士課程単位取得退学。専門は刑事法。違法阻却事由である正当防衛および緊急救助(他人のための正当防衛)を中心に、其の歴史的展開や現代的問題点を研究中。ドイツ・フライブルク大学へ在外研究。特に、緊急救助の比較法的考察に眼目を置いている。主な著書に『正当防衛の研究』(時潮社)、『緊急救助の研究』(成文堂)、『緊急救助の基本構造』(成文堂)、『刑法ゼミナール[総論]・[各論]』(共著、成文堂)、『刑法総論講義第5版』(共著、成文堂)ほか多数。