講座詳細情報
申し込み締切日:2012-04-10 / 英語(中級~) / 学内講座コード:112369
英語で読むThe Aspern Papers by Henry James
- 開催日
- 4/20~7/6
- 講座回数
- 10
- 時間
- 13:30~15:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 17,000円
- 定員
- 15
- その他
- 詳細は、本学公開講座Webサイトでご確認ください。
受講申込み受付開始は、3月13日(火)午前10時からです。
恵泉女学園大学公開講座
http://www.keisen.ac.jp/eoc/
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
1881年に6年ぶりにアメリカに帰国したヘンリー・ジェイムズはその間のアメリカ社会の変化にショックを受けた。産業化が一段と進み、消費文化がアメリカ社会に急速に浸透していたのである。ジェイムズが何よりも危機感を覚えたのは、消費社会の顕著な現象である「パブリシティ」の風潮であった。ヨーロッパに戻ってからもなおこの問題がジェイムズの心に重くのしかかっていたことは、この時期に出版された一連の作品から明らかである。そのひとつであるThe Aspern Papersでは、作家のプライバシーと批評家の関係を取り上げ、プライバシーとパブリシティの問題を考察している。作家を正しく評価するためにプライバシーを探る必要があると主張する批評家、だがそのための手段を選ばぬ行動は許されるものなのか...?ヴェニスを舞台とするミステリアスなこの物語を楽しみながら、プライバシーとパブリシティの問題について一緒に考えたい。
講師陣
名前 | 藤野 早苗 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | ふじの さなえ 津田塾大学博士課程満期退学。ロンドン大学大学院修士課程終了M.A. アメリカ文学専攻。現在、恵泉女学園大学名誉教授。著書に、『ヘンリー・ジェイムズのアメリカ』(彩流社)、『ポーと雑誌文学』(共著、彩流社)、『アメリカ文学にみる女性と仕事』(共著、彩流社)、『アメリカ文学にみる女性開拓者たち』(共著、彩流社)ほか。訳書:エレン・グラスゴウ『不毛の大地』(共訳、荒地出版社)。 |