検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2024-01-07 / 心理:健康・医療 / 学内講座コード:23B1600700

心理学と脳科学から『発達障害』の理解と支援【対面講座】 ~『発達障害は治るか?』『発達障害の視覚認知特性』『視覚認知発達支援に期待できること』~

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
1月20日(土)、 1月27日(土)、 2月 3日(土)、 2月10日(土)、 2月17日(土)、 2月24日(土)
講座回数
6回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
10,500円
定員
16
その他
9500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座内容】
これまで発達障害の行動特性として「こだわりの強さ」「対話の不得手」など社会生活や情緒的交流の困難については言及されてきましたが、「見る」「聞く」といった知覚や認知の苦手さが問題行動の原因になっている場合があることについては、あまり取り上げられてきませんでした。大人の発達障害が取り上げられるようになったのも比較的最近のことです。この講座では、発達障害をより広く・深く理解していただき、支援のあり方について理解を深めていただくために、「なぜ障害なのか」、「その原因」、「発達障害は治るか」、「発達障害の抱える困りごと」などについて平易に具体的にお伝えし、併せて「視覚認知発達支援」という働きかけが発達障害のQOL(生活の質)の向上に役立つことを具体的に紹介します。一方向的な講義だけではなく、可能な限り互いに意見交換する機会も設けたいと思っています。

※各回の内容は進行状況により変更となる場合があります

【講座スケジュール】
第1回 1月20日(土) 発達障害の諸相
詳細:発達障害が周知されるまでの歴史的経緯を紹介し、代表的な発達障害(ASD、AD/HD、LD)の行動特性と困りごとを概観します。発達障害は増加傾向にあるのか、発達障害の数の推移に着目し、その理由について考えます。
第2回 1月27日(土) 発達障害は治るか?
詳細:発達障害の発症時期と起因を知り、「発達障害は治るか?」について考えます。発達障害のサインは多様で、しかも発達障害であることに早期に気づく必要があります。何故か? その理由を知り、診断基準と診断機関を学びます。
第3回 2月 3日(土) おとなの発達障害の困りごと
詳細:成長過程における教育や支援によってスキルが身につき困難が軽減する一方で、おとなとしてのスキルや振る舞いが求められ、かえって困難が増すケースもあります。カサンドラ症候群のように当事者と家族や周囲の人との関係性において生じる困難もあります。
第4回 2月10日(土) 発達障害の知覚認知特性
詳細:発達障害には、全体ではなく細部を優先して処理する傾向や、感覚過敏や鈍麻などの感覚の偏りなど、幾つかの視覚認知特性が認められる場合があります。発達障害をより良く理解し、支援につなげるために、発達障害の視覚認知特性を具体的に紹介します。
第5回 2月17日(土) 知覚認知発達支援とは
詳細:発達障害の困りごとや問題行動が「ちゃんと見ることができない」ことに原因がある場合が少なくありません。原因を明らかにするのが「視覚認知発達検査」です。知覚認知発達支援について視覚認知を中心に紹介します。
第6回 2月24日(土) 知覚認知発達支援に期待できること
詳細:知覚認知発達検査で問題で明らかにされた問題を解消または軽減するための働きかけ、視覚の場合ならビジョントレーニングを行うことによって改善が期待され、発達障害のQOL(生活の質)の向上が望まれます。そのことを具体例で確認します。

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 和氣 洋美
肩書き
プロフィール 医学博士(名古屋大学)、神奈川大学名誉教授
NPO法人すくすくラボWINNSー生涯発達支援理事長
生涯発達支援カウンセラー、視覚発達支援カウンセラー
千葉大学文理学部心理学専攻修了、東京都立大学人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。名古屋大学医学部大学院研究科眼科学教室研究生、白鷗女子短期大学助教授を経て神奈川大学教授。神奈川大学人間科学部学部長、同大学院人間科学研究科委員長等歴任。元神奈川大学プロジェクト研究所「視科学研究所」所長。
専門分野:感覚知覚・認知心理学(視覚と触覚)、高齢者・障害者QOL と環境整備、感覚代行等。
主要著書:『感覚遮断』人間の許容限界事典(朝倉書店)、『トイレと心理学』トイレ学大事典(柏書房)『視覚の
世界・触覚の世界』脳から心へ(岩波書店)、『心理学/視覚、触覚および両者の対応』生存と自己表現のための知覚(協同医書出版社)、『触覚と錯視』(錯視の科学ハンドブック・東京大学出版会)、『触覚の錯覚』感覚・知覚心理学ハンドブック)誠信書房。『発達障害の知覚認知特性』感覚・知覚心理学ハンドブック(誠信書房)。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.