講座詳細情報
申し込み締切日:2023-06-11 / 文学 / 学内講座コード:23A1603600
楽しく読む『蜻蛉日記』【対面講座】 道綱母は幸せだったのか
- 開催日
- 6月14日(水)、 7月19日(水)、 9月13日(水)、 9月20日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:30~15:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,500円
- 定員
- 30
- その他
- 6800(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『蜻蛉日記』を、原文(現代語訳付き)で楽しく丁寧に読んでいく講座です。
『蜻蛉日記』は、夫である藤原兼家の愛情を、ひたすら求めて生きた道綱母が、自らの人生を綴る日記文学です。創作された物語とは異なり、王朝時代の結婚生活の実際の様相を、読むことができます。この点が、蜻蛉日記を読む楽しみの1つになっています。
作者である道綱母は、高名な歌人であったとはいえ、生涯を一主婦として生きた女性でした。しかも夫は、摂政太政大臣にまで上り詰めたあの兼家……夫の愛情を求めて生きる人生とは、こんなにも儚(はかな)いものであったのか……己が心の苦しい心情を、抉(えぐ)り出すように記される心理描写の濃密さ、ライバルの妻たちに対する罵詈雑言(ばりぞうごん)の激しさ、大胆さは、文学史上の驚異と言ってもいいでしょう。
一方、近年、「道綱母は、実は幸せだったのではないか」という研究も、広く支持されています。本講座でも、その点を、1つの視座として設定してみました。皆さまとご一緒に、『蜻蛉日記』の世界を楽しく読み進んで行きましょう。
初めての方でも大丈夫なように、配慮いたします。
※講座の進行状況により、内容が前後することがあります。
【講座スケジュール】
第1回 6月14日(水) 「上巻」―(9) 町の小路の女は、兼家の子供を出産します。
第2回 7月19日(水) 「上巻」―(10) 町の小路の女は出産後、兼家にすてられます。
第3回 9月13日(水) 「上巻」―(11) 道綱母は兼家に、切々たる長歌を贈ります。
第4回 9月20日(水) 「上巻」―(12) 兼家は道綱母に、長歌の返歌を贈ってきました。
『蜻蛉日記』を、原文(現代語訳付き)で楽しく丁寧に読んでいく講座です。
『蜻蛉日記』は、夫である藤原兼家の愛情を、ひたすら求めて生きた道綱母が、自らの人生を綴る日記文学です。創作された物語とは異なり、王朝時代の結婚生活の実際の様相を、読むことができます。この点が、蜻蛉日記を読む楽しみの1つになっています。
作者である道綱母は、高名な歌人であったとはいえ、生涯を一主婦として生きた女性でした。しかも夫は、摂政太政大臣にまで上り詰めたあの兼家……夫の愛情を求めて生きる人生とは、こんなにも儚(はかな)いものであったのか……己が心の苦しい心情を、抉(えぐ)り出すように記される心理描写の濃密さ、ライバルの妻たちに対する罵詈雑言(ばりぞうごん)の激しさ、大胆さは、文学史上の驚異と言ってもいいでしょう。
一方、近年、「道綱母は、実は幸せだったのではないか」という研究も、広く支持されています。本講座でも、その点を、1つの視座として設定してみました。皆さまとご一緒に、『蜻蛉日記』の世界を楽しく読み進んで行きましょう。
初めての方でも大丈夫なように、配慮いたします。
※講座の進行状況により、内容が前後することがあります。
【講座スケジュール】
第1回 6月14日(水) 「上巻」―(9) 町の小路の女は、兼家の子供を出産します。
第2回 7月19日(水) 「上巻」―(10) 町の小路の女は出産後、兼家にすてられます。
第3回 9月13日(水) 「上巻」―(11) 道綱母は兼家に、切々たる長歌を贈ります。
第4回 9月20日(水) 「上巻」―(12) 兼家は道綱母に、長歌の返歌を贈ってきました。
備考
【備考】
※こちらの講座は2022年度までタイトル「『蜻蛉日記』を読む」で実施していた講座と同一講座です。
内容は前回の続きとなります。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
※こちらの講座は2022年度までタイトル「『蜻蛉日記』を読む」で実施していた講座と同一講座です。
内容は前回の続きとなります。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
講師陣
名前 | 宇留田 初実 |
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肩書き | 聖徳大学兼任講師 |
プロフィール | 青山学院大学大学院博士課程単位取得満期退学。2003年より現職。専門は日本文学(平安時代)、幼児言語学、国語教育。詩人(2003年コスモス文学新人賞受賞)。朗読家。著書に『情報と表現――日本語の表現と技法』(共著、双文社出版)。 |