講座詳細情報
申し込み締切日:2023-02-04 / 文学 / 学内講座コード:22B1604100
右大臣藤原実資の王朝時代【ハイフレックス講座(録画あり)】 『枕草子』の前夜を『小右 記』に見る
- 開催日
- 2月18日(土)、 2月25日(土)、 3月 4日(土)、 3月11日(土)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,500円
- 定員
- 40
- その他
- 6800(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
あの華麗で愉快な『枕草子(まくらのそうし)』の世界は、藤原定子(さだこ)が一条(いちじょう)天皇の後宮に入ることではじまります。ところが、『枕草子』には、定子の入内は全く描かれていません。というのは、実は、清少納言が定子に仕えるようになるのが、定子の後宮生活が四年目に入ってからだったからです。これに対して、『小右記(しょうゆうき)』には、定子が入内する前後のさまざまな出来事が記録されています。『小右記』というのは、一条天皇の朝廷の中枢にいた藤原実資(さねすけ)という上級貴族の日記です。
この講座では、清少納言(せいしょうなごん)も直接には知らない、中宮定子の入内の前後の宮中の様子や貴族社会の様子を、藤原実資の『小右記』から再現してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 2月18日(土) 定子の入内(じゅだい) 正暦(しょうりゃく)元年(九九〇)春・夏
詳細:幼帝(ようてい)の元服(げんぷく)/『枕草子』の世界への第一歩/
『栄花物語(えいが ものがたり)』の世界の異物(いぶつ)/関白兼家と摂政道隆
第2回 2月25日(土) 愛娘(まなむすめ)を喪(うしな)う実資 正暦元年七月
詳細:兼家の死(し) /進(すす)む世代交代(せだいこうたい)/愛娘の発病(はつびょう)に慌(あわ)てる実資/王朝貴族にとっての幼児(ようじ)の死
第3回 3月 4日(土) 女御(にょうご)定子の里下(さとさ)がり 正暦元年八月
詳細:愛娘を喪(な)くした貴公子(きこうし)を弔問(ちょうもん)する人々(ひとびと)/愛娘の死の穢(けが)れを憚(はばか)る生活/一条天皇の病臥(びょうが)と天皇の罹病(りびょう)を予告する怪異(かいい)/気持(きも)ちを切(き)り替(か)える貴公子/摂政道隆の朝廷(ちょうてい)
第4回 3月11日(土) 子宝祈願(こだからきがん)の巡礼(じゅんれい) 正暦元年九月
詳細:都(みやこ)から奈良(なら)への旅/奈良から初瀬(はせ)への旅/長谷寺参籠(はせでらさんろう)/初瀬から都へ帰る旅/摂政道隆一門の動向(どうこう)
あの華麗で愉快な『枕草子(まくらのそうし)』の世界は、藤原定子(さだこ)が一条(いちじょう)天皇の後宮に入ることではじまります。ところが、『枕草子』には、定子の入内は全く描かれていません。というのは、実は、清少納言が定子に仕えるようになるのが、定子の後宮生活が四年目に入ってからだったからです。これに対して、『小右記(しょうゆうき)』には、定子が入内する前後のさまざまな出来事が記録されています。『小右記』というのは、一条天皇の朝廷の中枢にいた藤原実資(さねすけ)という上級貴族の日記です。
この講座では、清少納言(せいしょうなごん)も直接には知らない、中宮定子の入内の前後の宮中の様子や貴族社会の様子を、藤原実資の『小右記』から再現してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 2月18日(土) 定子の入内(じゅだい) 正暦(しょうりゃく)元年(九九〇)春・夏
詳細:幼帝(ようてい)の元服(げんぷく)/『枕草子』の世界への第一歩/
『栄花物語(えいが ものがたり)』の世界の異物(いぶつ)/関白兼家と摂政道隆
第2回 2月25日(土) 愛娘(まなむすめ)を喪(うしな)う実資 正暦元年七月
詳細:兼家の死(し) /進(すす)む世代交代(せだいこうたい)/愛娘の発病(はつびょう)に慌(あわ)てる実資/王朝貴族にとっての幼児(ようじ)の死
第3回 3月 4日(土) 女御(にょうご)定子の里下(さとさ)がり 正暦元年八月
詳細:愛娘を喪(な)くした貴公子(きこうし)を弔問(ちょうもん)する人々(ひとびと)/愛娘の死の穢(けが)れを憚(はばか)る生活/一条天皇の病臥(びょうが)と天皇の罹病(りびょう)を予告する怪異(かいい)/気持(きも)ちを切(き)り替(か)える貴公子/摂政道隆の朝廷(ちょうてい)
第4回 3月11日(土) 子宝祈願(こだからきがん)の巡礼(じゅんれい) 正暦元年九月
詳細:都(みやこ)から奈良(なら)への旅/奈良から初瀬(はせ)への旅/長谷寺参籠(はせでらさんろう)/初瀬から都へ帰る旅/摂政道隆一門の動向(どうこう)
備考
【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
講師陣
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)、『知るほど不思議な平安時代』(教育評論社)など。 |