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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-01-26 / 文学 / 学内講座コード:22B1603900

清少納言の王朝貴族社会【ハイフレックス講座(録画あり)】 『枕草子』の「故殿の御服の頃」の段・「故殿の御ために、月ごとの十日」の段その他を読む

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
2月 9日(木)、 2月16日(木)、 3月 2日(木)、 3月 9日(木)、 3月16日(木)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,000円
定員
40
その他
8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
清少納言(せいしょうなごん)の『枕草子(まくらのそうし)』は、普通、随筆集あるいはエッセイ集として扱われます。しかし、『枕草子』にも、あたかも『蜻蛉日記(かげろうにっき)』や『紫式部日記(むらさきしきぶにっき)』や『更級日記(さらしなにっき)』を読んでいるかのように感じられる、日記のような章段(しょうだん)が幾(いく)つも含(ふく)まれています。それらの章段は、しばしば「日記的章段」などと呼ばれたりもしますが、この日記的章段だけを集めてみると、まさに清少納言の日記を読んでいるかのようです。
この講座では、『枕草子』の日記的章段だけを時系列に従って読み進めることで、清少納言の眼から見た王朝貴族社会を再現していきます。特に、今回は、「故殿(ことの)の御服(おんぶく)の頃(ころ)」「故殿の御ために、月(つき)ごとの十日(とおか)」の二つの章段を中心に、中宮(ちゅうぐう)藤原定子(さだこ)が父親の関白道隆(かんぱくみちたか)を亡くして間(ま)もない頃の出来事が綴(つづ)られたあたりを丁寧に読んでいきます。

【講座スケジュール】
第1回 2月 9日(木) 縫(ぬ)い物(もの)の腕(うで)を競(きそ)い合あう女房(にょうぼう)たち 「ねたきもの」の段
詳細:清少納言にとっての癪(しゃく)に障(さわ)ること/女房たちの競争心/意固地(いこじ)になる女房たち
第2回 2月16日(木) 中宮定子の弟君(おとうとぎみ) 「中納言殿(ちゅうなごんどの)参(まい)らせ給(たま)ひて」の段・「小原(おはら)の殿の」の段
詳細:中納言隆家/「海月(くらげ)の骨(ほね)」の機智/『蜻蛉日記』の作者のその後
第3回 3月 2日(木) 関白道隆の亡(な)き後(あと) その1 「故殿の御服の頃」の段
詳細:世(よ)を去(さ)る関白道隆/王朝貴族たちの服喪(ふくも)
第4回 3月 9日(木) 関白道隆の亡き後 その2 「故殿の御ために、月ごとの十日」の段
詳細:王朝貴族たちの追善供養(ついぜんくよう)/頭中将(とうのちゅうじょう)藤原斉信(なりのぶ)の変節/「心(こころ)の鬼(おに)」
第5回 3月16日(木) 忘(わす)れられない行列見物(ぎょうれつけんぶつ) 「八幡(や わた)の行幸(みゆき)の還(かえ)らせ給(たま)ふに」の段
詳細:一条(いちじょう)天皇の石清水(いわしみず) 八幡宮行幸(はちまんぐうぎょうこう)/東三条院詮子(ひがしさんじょういんあきこ) の桟敷(さじき)/さらに勢いに乗る頭中将斉信

備考

【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)、『知るほど不思議な平安時代』(教育評論社)など。
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