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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-09-16 / 文学 / 学内講座コード:22B1603600

孫の孫が語る藤原道長【ハイフレックス講座(録画あり)】 王朝時代を百年後から見る

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
9月22日(木)、 9月29日(木)、10月 6日(木)、10月13日(木)、10月20日(木)、10月27日(木)、11月10日(木)、11月17日(木)、11月24日(木)、12月 1日(木)
講座回数
10回
時間
14:00~15:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
16,500円
定員
40
その他
15000(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
藤原道長(ふじわらのみちなが)のことを、道長自身の子孫たちは、どのように語(かた)り継(つ)いでいたのでしょうか。藤原忠実(ただざね)という人物は、道長の玄孫(げんそん)(孫の孫)の一人であって、白河法皇(しらかわほうおう)・堀河(ほりかわ)天皇の時代に関白(かんぱく)を務めたのですが、この忠実が、高祖父(こうそふ)(祖父の祖父)にあたる道長について、多くのことを語り、それが文字となって今に伝わっています。『中外抄(ちゅうがいしょう)』『富家語(ふけご)』は、いずれも、忠実が語ったところをまとめた書物で、ここに忠実の語る道長の姿を見ることができるのです。しかも、忠実は、道長の家族や政友や政敵についても、多くのことを語っています。
この講座では、『中外抄』『富家語』を紐解き、道長の玄孫の語る道長および道長の時代を見ていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 9月22日(木) 道長をめぐる昔語り その1 知られざる道長
詳細:縁起(えんぎ)を担(かつ)ぐことに執着(しゅうちゃく)する御堂関白(みどうかんぱく)/『中外抄』と藤原忠実/『富家語』と藤原忠実/赤鼻の道長
第2回 9月29日(木) 道長をめぐる昔語り その2 才人(さいじん)としての道長
詳細:毛深(けぶか)くはなかった道長/道長の漢学の才(さい)/道長の世渡(よわた)りの才覚(さいかく)/摂関家(せっかんけ)の寿命(じゅみょう)/道長の皆(みな)の顔(かお)を立たてる才覚
第3回10月 6日(木) 道長をめぐる昔語り その3 為政者(いせいしゃ)としての道長
詳細:内覧(ないらん)をめぐる問答(もんどう)/穢(けがれ)に頓着(とんちゃく)しない道長/禁忌(きんき)に頓着しない道長/玄孫に対抗心(たいこうしん)を燃(も)やさせる道長
第4回10月13日(木) 道長をめぐる昔語り その4 家長(かちょう)としての道長
詳細:嫡妻(ちゃくさい)の持病(じびょう)と長寿(ちょうじゅ)/嫡男(ちゃくなん)を溺愛(できあい)する道長/御堂関白道長(みどうかんぱくみちなが)の御堂/木幡(こはた)の三昧堂(さんまいどう)をめぐる逸話(いつわ) /木幡には眠(ねむ)らない道長の嫡妻
第5回10月20日(木) 道長をめぐる昔語り その5 有職故実家(ゆうそくこじつか)としての道長
詳細:道長の有職故実の師(し)/衣裳(いしょう)をめぐる道長の有職故実/童随身(わらわずいじん)の謎(なぞ)
第6回10月27日(木) 道長の子供たちをめぐる昔語り その1
詳細:憧(あこが)れの存在(そんざい)としての頼通(よりみち)/宇治(うじ)関白頼通の栄華(えいが) /関白への道/堂々(どうどう)たる関白/関白頼通の人材活用術(じんざいかつようじゅつ)
第7回11月10日(木) 道長の子供たちをめぐる昔語り その2
詳細:頼通の意外(いがい)な一面(いちめん)/吉凶(きっきょう)に頓着しない頼通/天台宗寺門派(てんだいしゅうじもんは)を重(おも)んじる頼通/宇治の平等院(びょうどういん)/頼通の有職故実/頼通の衣裳
第8回11月17日(木) 道長の子供たちをめぐる昔語り その3
詳細:頼通と教通(のりみち)/教通の日記(にっき)と儀式書(ぎしきしょ)/教通家の侍(さぶらい)/頼宗(よりむね)の和歌(わか) /頼通の言葉(ことば) /語(かた)りの中(なか)の上東門院彰子(じょうとうもんいんあきこ)/頼通の私生活
第9回11月24日(木) 道長の政友たち・道長の政敵たちをめぐる昔語り
詳細:藤原公季(ふじわらのきんすえ)― 道長政権(せいけん)の長老(ちょうろう)/藤原行成(ふじわらのゆきなり)― 道長の忠実(ちゅうじつ)なる側近(そっきん)/藤原公任(ふじわらのきんとう)― 道長の追従(ついしょう)に努(つと)める才人/藤原実資(さねすけ)― 反(はん)道長派(は)の領袖(りょうしゅう)/藤原伊周(ふじわらのこれちか)― 道長の最大(さいだい)の政敵(せいてき)
第10回12月 1日(木) 道長を支えた名人たちをめぐる昔語り
詳細:馬(うま)を愛(め)でる道長/頼(たよ)れる武士(つわもの)たち/武技(ぶぎ)の名手(めいしゅ)たち/優秀な陰陽師(おんみょうじ)の身(み)なり/験者(げんじゃ)(密教僧)たちの素顔(すがお)/道長に重用(ちょうよう)された仏師(ぶっし)たち

備考

【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)、『知るほど不思議な平安時代』(教育評論社)など。
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