講座詳細情報
申し込み締切日:2021-12-10 / 文学 / 学内講座コード:21B1603100
『蜻蛉日記』を読む【対面講座】 道綱母は幸せだったのか
- 開催日
- 12月15日(水)、12月22日(水)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『蜻蛉日記』を、原文(現代語訳付き)で楽しく丁寧に読んでいく講座です。
『蜻蛉日記』は、夫である藤原兼家の愛情を、ひたすら求めて生きた道綱母が、自らの人生を綴る日記文学です。創作された物語とは異なり、王朝時代の結婚生活の実際の様相を、読むことができます。この点が、蜻蛉日記を読む楽しみの1つになっています。
作者である道綱母は、高名な歌人であったとはいえ、生涯を一主婦として生きた女性でした。しかも夫は、摂政太政大臣にまで上り詰めたあの兼家……夫の愛情を求めて生きる人生とは、こんなにも儚(はかな)いものであったのか……己が心の苦しい心情を、抉(えぐ)り出すように記される心理描写の濃密さ、ライバルの妻たちに対する罵詈雑言(ばりそうごん)の激しさ、大胆さは、文学史上の驚異と言ってもいいでしょう。
一方、近年、「道綱母は、実は幸せだったのではないか」という研究も、広く支持されています。本講座でも、その点を、1 つの視座として設定してみました。皆さまとご一緒に、『蜻蛉日記』の世界を楽しく読み進んで行きましょう。
【講座スケジュール】
第1回12月15日(水) 「上巻」―(1)
詳細:作者は「序文」で、『蜻蛉日記』を「きわめて身分の高い男と結婚した女の人生」を描いた日記と、記しています。
第2回12月22日(水) 「上巻」―(2)
詳細:兼家と道綱母の、幾度かの手紙・和歌の贈答の後、秋に結婚が成立します。
『蜻蛉日記』を、原文(現代語訳付き)で楽しく丁寧に読んでいく講座です。
『蜻蛉日記』は、夫である藤原兼家の愛情を、ひたすら求めて生きた道綱母が、自らの人生を綴る日記文学です。創作された物語とは異なり、王朝時代の結婚生活の実際の様相を、読むことができます。この点が、蜻蛉日記を読む楽しみの1つになっています。
作者である道綱母は、高名な歌人であったとはいえ、生涯を一主婦として生きた女性でした。しかも夫は、摂政太政大臣にまで上り詰めたあの兼家……夫の愛情を求めて生きる人生とは、こんなにも儚(はかな)いものであったのか……己が心の苦しい心情を、抉(えぐ)り出すように記される心理描写の濃密さ、ライバルの妻たちに対する罵詈雑言(ばりそうごん)の激しさ、大胆さは、文学史上の驚異と言ってもいいでしょう。
一方、近年、「道綱母は、実は幸せだったのではないか」という研究も、広く支持されています。本講座でも、その点を、1 つの視座として設定してみました。皆さまとご一緒に、『蜻蛉日記』の世界を楽しく読み進んで行きましょう。
【講座スケジュール】
第1回12月15日(水) 「上巻」―(1)
詳細:作者は「序文」で、『蜻蛉日記』を「きわめて身分の高い男と結婚した女の人生」を描いた日記と、記しています。
第2回12月22日(水) 「上巻」―(2)
詳細:兼家と道綱母の、幾度かの手紙・和歌の贈答の後、秋に結婚が成立します。
備考
【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更または中止とする場合がございます。
講師陣
名前 | 宇留田 初実 |
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肩書き | 聖徳大学兼任講師 |
プロフィール | 青山学院大学大学院博士課程単位取得満期退学。2003年より現職。専門は日本文学(平安時代)、幼児言語学、国語教育。詩人(2003年コスモス文学新人賞受賞)。朗読家。著書に『情報と表現――日本語の表現と技法』(共著、双文社出版)。 |