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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-04-09 / 文学 / 学内講座コード:20A1604700

側近の見た藤原道長 藤原行成『権記』の長保三年(一〇〇一)

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
4月23日(木)、 5月 7日(木)、 5月14日(木)、 5月21日(木)、 5月28日(木)、 6月 4日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
藤原道長(みちなが)といえば、王朝時代に摂関政治の最盛期を築いたことで知られる人物ですが、その道長の成功を、彼の側近(そっきん)として生きた人物の眼を通して見てみませんか。
ここで道長の側近として登場してもらうのは、書道家として有名な藤原行成(ゆきなり)です。現代においては主に書道家の「こうぜい」として知られる行成ですが、本来の彼の名前は、「こうぜい」ではなく「ゆきなり」であり、また、本来の行成は、道長政権下に蔵人頭(くろうどのとう)を経(へ)て大納言(だいなごん)にまで出世した上級貴族であって、道長の最も忠実な部下の一人でした。
そして、その行成は、『権記(ごんき)』という名称で知られる日記を、現代に残しています。この日記は、さまざまな事柄について、道長の日記である『御堂関白記(みどうかんぱくき)』よりもずっと詳しく記しています。しかも、『御堂関白記』は、しばしば、肝心な部分が現代に伝わっていなかったりするのですが、それを補ってくれるのが、『権記』なのです。
長保(ちょうほ)二年(一〇〇〇)の春、道長の娘の彰子(あきこ)が一条(いちじょう)天皇の中宮(ちゅうぐう)になります。そして、道長の栄華は、ここから、いよいよ本格的なものとなっていきます。しかし、残念ながら、その栄華を記録したはずの『御堂関白記』は、長保三年から長保五年までの丸三年分が失われているのです。ただ、その代わりに、行成の『権記』は、この期間の道長の動向を丁寧に記録していて、これを見れば、当時の栄光に満たされた道長の様子を、詳しく知ることができます。
そこで、この講座では、栄耀栄華(えいようえいが)を極めはじめた道長の姿を、道長の権力に振り回される貴族社会の様子ともども、藤原行成の『権記』を通して覗(のぞ)いてみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 4月23日(木) 長保 三年(一〇〇一)春 その1
第2回 5月 7日(木) 長保三年春 その2
第3回 5月14日(木) 長保三年夏
第4回 5月21日(木) 長保三年秋
第5回 5月28日(木) 長保三年冬 その1
第6回 6月 4日(木) 長保三年冬 その2

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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