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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-08-03 / 文学 / 学内講座コード:19A1612901

右大臣藤原実資の王朝時代 藤原兼家(道長の父親)の栄華を『小右記』に見る

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
8月 4日(日)、 8月18日(日)、 8月25日(日)、 9月 1日(日)、 9月 8日(日)、 9月15日(日)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8,500円(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
あの藤原道長(みちなが)の栄華(えいが)は、実のところ、その父親の兼家(かねいえ)の栄華を受け継いだものでした。そして、兼家が摂政(せっしょう)として権勢(けんせい)を誇(ほこ)ったのは、彼の孫の一条(いちじょう)天皇がまだまだ右も左もわからない幼帝(ようてい)であった頃(ころ)のことでした。
ただ、兼家がどれほど大きな権力を持っていたのかは、残念ながら、道長の日記である『御堂関白記(みどうかんぱくき)』には、全く記録されていません。これに対して、兼家政権下で蔵人頭(くろうどのとう)の重責を担(にな)った藤原実資(さねすけ)の日記である『小右記(しょうゆうき)』は、朝廷の事実上の支配者となった兼家の権力の強大さを、われわれ現代人に、かなり詳(くわ)しく教えてくれます。
そこで、この講座では、藤原兼家が一条天皇の摂政として繁栄を謳歌(おうか)していた時代の貴族社会の様子を、藤原実資の『小右記』から再現してみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 8月 4日(日) 永延(えいえん)元年春
詳細:摂政兼家家(け)の正月元旦の儀式/美食(びしょく)の宴(うた)/賀茂社(かもしゃ)の境内(けいだい)から掘り出された古い銭(ぜに)
第2回 8月18日(日) 永延元年夏
詳細:強盗(ごうとう)に入られる官庁(かんちょう)/改元(かいげん)/石を投げ付けられる道長・道綱(みちつな)/亡き妻の法事/亡き母の菩提(ぼだい)を弔(とむら)う円融法皇(えんゆうほうおう)/「荒巻(あらまき)」の宴会/
第3回 8月25日(日) 永延二年春
詳細:親バカの右大臣(うだいじん)為光(ためみつ)/放火(ほうか) /摂政兼家に献上(けんじょう)される品々(しなじな)
第4回 9月 1日(日) 永延二年夏・秋
詳細:連続する怪異(かいい) /強盗犯として捕縛(ほばく)される藤原保輔(やすすけ)/陰陽師(おんみょうじ)安倍晴明の失態(しったい)
第5回 9月 8日(日) 永延二年秋
詳細:童相撲(わらわすまい)/摂政兼家の大堰川(おおいがわ)の遊宴(ゆうえん)/伊勢国(いせのくに)に旅立つ伊勢斎宮(いせのさいぐう)
第6回 9月15日(日) 永延二年冬
詳細:殿上人(てんじょうびと)たちの大堰川の遊宴/円融法皇の受戒(じゅかい)/摂政兼家の長寿の祝い/拉致監禁(らちかんきん)事件を起こす道長

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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