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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-01-30 / 文学 / 学内講座コード:18B1612901

清少納言の王朝貴族社会 『枕草子』の「清涼殿の丑寅の隅の」段その他を読む

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
1月31日(木)、 2月 7日(木)、 2月14日(木)、 2月21日(木)、 2月28日(木)、 3月 7日(木)、 3月14日(木)
講座回数
7回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
11,000円
定員
30
その他
9900(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
清少納言(せいしょうなごん)の『枕草子(まくらのそうし)』は、普通、随筆集あるいはエッセイ集として扱われます。そして、これは、日本文学史の常識なのかもしれません。
しかし、その『枕草子』にも、あたかも『蜻蛉日記(かげろうにっき)』や『紫式部日記(むらさきしきぶにっき)』や『更級日記(さらしなにっき)』を読んでいるかのように感じられる、日記のような章段(しょうだん)が幾(いく)つも含(ふく)まれています。それらの章段は、しばしば「日記的章段」などと呼ばれたりもしますが、この日記的章段だけを拾い読みしてみると、まさに清少納言の日記を読んでいるかのような気持ちにもなります。
この講座では、『枕草子』を清少納言の日記を読むように読み進めることで、清少納言の眼から見た王朝貴族社会を再現していきます。特に、今回の講座では、清少納言が、中宮定子(ちゅうぐうさだこ)のもとでの女房(にょうぼう)勤めにだいぶ慣れてきて、一条(いちじょう)天皇の前でも、大納言伊周(だいなごんこれちか)の前でも、あまりおどおどしなくなってきた頃を描いた章段の幾つかを丁寧に読んでいきます。

【講座スケジュール】
第1回 1月31日(木) 一条天皇・中宮定子の長閑(のどか)な春の日 「清涼殿(せいりょうでん)の丑寅(うしとら)の隅(すみ)の」の段 その1
第2回 2月 7日(木) 中宮定子の側(そば)を離れたくない一条天皇 「清涼殿の丑寅の隅の」の段 その2
第3回 2月14日(木) 一条天皇の教育に配慮する中宮定子 「清涼殿の丑寅の隅の」の段 その3
第4回 2月21日(木) 一条天皇・中宮定子の楽しい夜更(ふよ)かし 「大納言殿参(だいなごんどのまい)り給(たま)ひて」の段
第5回 2月28日(木) 関白道隆(かんぱくみちたか)・大納言道長(みちなが)の確執(かくしつ) 「関白殿、黒戸(くろと)より」の段
第6回 3月 7日(木) 殿上人(てんじょうびと)たちの音楽の嗜(たしな)み 「上の御局(みつぼね)の御簾(みす)の前まえにて」の段/「御仏名(おぶつみょう)のまたの日」の段
第7回 3月14日(木) 内大臣伊周が献上した紙の行方(ゆくえ) 「この草子目に見え、心に思ふことを」の段

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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