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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-17 / 文学 / 学内講座コード:18A1612501

結婚の幸せと幸せな結婚 『源氏物語』を楽しむための王朝時代入門

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
9月18日(火)、10月16日(火)、11月20日(火)
講座回数
3回
時間
14:00~15:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
5,000円
定員
50
その他
4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
「一夫多妻(いっぷたさい)」 ― 王朝時代の結婚は、しばしば、この言葉によって説明されます。
ところが、われわれ現代人が「一夫多妻」という言葉で思い浮かべるものと、実際の王朝時代の結婚とは、かなり異なっていたりします。
多くの現代人は、「一夫多妻」と聞くと、男性が主導権を握るような、男性に圧倒的に有利な結婚を想像するのではないでしょうか。しかし、王朝時代の実態として、いわゆる「選ぶ権利」をより多く持っていたのは、女性の方だったのです。しかも、当時の男性たちは、結婚しない限り、衣食住もままならない、というみじめな状況に陥(おちい)りかねませんでした。そして、これは、庶民から上級貴族まで、多くの男性たちに共通したことだったのです。
われわれが『源氏物語』に見るような「一夫多妻」 ― 男性が好き勝手に「一夫多妻」を楽しんでいるような結婚 ― は、あくまでも、物語の中の結婚であり、結婚のフィクションに過ぎません。この講座では、『源氏物語』のフィクションをより深く楽しむことを目的に、さまざまな史料を引きながら、王朝時代の現実の結婚のあり方を見ていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 9月18日(火) 女性にとっての結婚
詳細:紫式部の結婚が遅かった理由/女性の結婚の条件/女性が結婚する必要/父親から譲られた財産を守れない姫君
第2回10月16日(火) 男性にとっての結婚
詳細:なかなか結婚できない皇子/男性の結婚の条件/男性が結婚する必要/貧しい一世源氏
第3回11月20日(火) 結婚生活・結婚関係の維持
詳細:熟年夫婦の現実/一夫多妻の現実/複雑な親子関係

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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