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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-08-05 / 文学 / 学内講座コード:17A1613701

王朝貴族社会のお仕事 『源氏物語』を楽しむための王朝時代入門

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
8月 6日(日)、 8月20日(日)、 8月27日(日)、 9月 3日(日)、 9月10日(日)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
30
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
「光源氏って、いつもふらふら遊んでいたの?」
「光源氏や頭中将(とうのちゅうじょう)は、天皇のいる御所(ごしょ)(内裏(だいり))に行って何をしていたの?」
「宮中(きゅうちゅう)にたくさんいた女性たち(女房(にょうぼう)たち・女官(にょかん)たち)は、どんな仕事をしていたの?」
「そもそも、天皇や上皇(じょうこう)(院(いん))は、何か仕事らしい仕事をしていたの?」
王朝時代の女流文学を代表する作品として知られる『源氏物語』ですが、その『源氏物語』を読んでいると、いろいろと疑問に思うことが出てきたりしませんか。しかも、ふと疑問に思ったことが、市販の注釈書や入門書を読んでみても、あまりすっきりと解消されずに、もやもやっとしたまま残っていたりしていませんか。
『源氏物語』が誕生した王朝時代は、今から千年もの昔ですから、その王朝時代については、われわれ現代人は、まだまだあまりよく理解していなかったりするものです。そして、『源氏物語』をめぐる疑問は、しばしば、そのまま王朝時代という時代についての疑問だったりもするのです。
特に、『源氏物語』に登場する男女のたくさんの貴族たちの日常生活に関する疑問は、その多くが、実際の王朝貴族たちの日常生活を理解しないと、なかなか解消されないかもしれません。そして、王朝貴族たちの日常生活の中でも、彼らの日頃の仕事というのは、『源氏物語』を読んだだけでは、けっしてわからないものなのではないでしょうか。
この講座は、王朝時代入門として、あるいは、少し変わった『源氏物語』入門として、天皇や上皇をも含む王朝貴族たちについて、彼らがどんな仕事をしていたのかということを、丁寧に解説していきます。

【講座スケジュール】
第1回 8月 6日(日) 貴公子たちの職場
詳細:貴公子たちにふさわしい官職/貴公子たちの晴れ舞台/貴公子たちの出世コース

第2回 8月20日(日) 天皇の一年の仕事
詳細:正月元旦の義務/月々の神事(しんじ)での役割/一年に数回の政務(せいむ)/陰陽道(おんみょうどう)の呪術の数々/新嘗祭(にいなめさい)での役割

第3回 8月27日(日) 天皇の一日の仕事
詳細:朝の身支度(みじたく)/日課としての神拝(じんぱい)/一日二度の食事/毎日の勉学の時間/日課としての祓(はらえ)/就寝前の日課

第4回 9月 3日(日) 女君(おんなぎみ)たちの職場
詳細:女房と女官/内侍司(ないしのつかさ)という官司/さまざまな妃(きさき)たち(中宮(ちゅうぐう)・女御(にょうご)・更衣(こうい) ・御息所(みやすどころ)・尚侍(ないしのかみ)・御匣殿(みくしげどの))

第5回 9月10日(日) 上皇の役割
詳細:元天皇としての太上天皇(だいじょうてんのう)=上皇/上皇の住まい/上皇に仕(つか)える人々/上皇家の経済/「御幸(ごこう)」と「行幸(ぎょうこう)」

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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