講座詳細情報
申し込み締切日:2017-04-17 / 文学 / 学内講座コード:17A1613601
乳母たちの栄華 『源氏物語』を楽しむための王朝時代入門
- 開催日
- 4月18日(火)、 5月16日(火)、 6月20日(火)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 30
- その他
- 4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『源氏物語』には、幾人(いくにん)かの乳母(めのと)たちが登場します。すなわち、光源氏の乳母たち・若紫(わかむらさき)の乳母・明石の姫君の乳母・玉鬘(たまかづら)の乳母などです。そして、こうした乳母たちは、しばしば、物語の展開において、かなり重要な役割を果たします。
ところで、物語に乳母たちが登場するのは、もちろん、現実の王朝貴族社会において数多くの乳母たちが活躍していたからに他なりませんが、そうした現実の乳母たちは、具体的に、どのような役割を果たしていたのでしょうか。例えば、一口に「乳母が若君や姫君を養育した」と言っても、実際に、どの程度までのことをしたのでしょうか。また、乳母と実母との間には、若君や姫君の養育をめぐって、どのような役割分担があったのでしょうか。
この講座では、『源氏物語』という物語をより深く楽しむために、王朝時代の乳母たちについて、その役割や立場などを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 4月18日(火) 乳母と若君(わかぎみ)・姫君(ひめぎみ)との結び付き
詳細:光源氏の告白/乳母の影響力/疎遠(そえん)な実母/乳母の選定
第2回 5月16日(火) 摂関家(せっかんけ)の乳母たち
詳細:破格(はかく)の出世を成(な)し遂(と)げる摂関家の乳母/道長家の従者(じゅうしゃ)たちに集団暴行(しゅうだんぼうこう)を命じる乳母/道長家の乳母に手を出した男性の末路(まつろ)
第3回 6月20日(火) 清少納言(せいしょうなごん)の見た乳母
詳細:憧(あこが)れの的(まと)としての乳母/育てた姫君の女房(にょうぼう)たちを顎(あご)で使う乳母/乳母の夫の権力
『源氏物語』には、幾人(いくにん)かの乳母(めのと)たちが登場します。すなわち、光源氏の乳母たち・若紫(わかむらさき)の乳母・明石の姫君の乳母・玉鬘(たまかづら)の乳母などです。そして、こうした乳母たちは、しばしば、物語の展開において、かなり重要な役割を果たします。
ところで、物語に乳母たちが登場するのは、もちろん、現実の王朝貴族社会において数多くの乳母たちが活躍していたからに他なりませんが、そうした現実の乳母たちは、具体的に、どのような役割を果たしていたのでしょうか。例えば、一口に「乳母が若君や姫君を養育した」と言っても、実際に、どの程度までのことをしたのでしょうか。また、乳母と実母との間には、若君や姫君の養育をめぐって、どのような役割分担があったのでしょうか。
この講座では、『源氏物語』という物語をより深く楽しむために、王朝時代の乳母たちについて、その役割や立場などを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 4月18日(火) 乳母と若君(わかぎみ)・姫君(ひめぎみ)との結び付き
詳細:光源氏の告白/乳母の影響力/疎遠(そえん)な実母/乳母の選定
第2回 5月16日(火) 摂関家(せっかんけ)の乳母たち
詳細:破格(はかく)の出世を成(な)し遂(と)げる摂関家の乳母/道長家の従者(じゅうしゃ)たちに集団暴行(しゅうだんぼうこう)を命じる乳母/道長家の乳母に手を出した男性の末路(まつろ)
第3回 6月20日(火) 清少納言(せいしょうなごん)の見た乳母
詳細:憧(あこが)れの的(まと)としての乳母/育てた姫君の女房(にょうぼう)たちを顎(あご)で使う乳母/乳母の夫の権力
講師陣
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。 |