大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
『源氏物語』を、初めて読む方のための講座です。初めての方でも分かりやすいように、基礎的な事柄から、丁寧に解説して行きます。
登場人物と、お互いの縁故関係、天皇とお妃のあり方、貴族たちの日常生活、恋愛と結婚など…そのほかにも、『源氏物語』を読むために必要な知識を、原文(現代語訳付き)を使い、分かりやすく説明いたします。
現代語訳で読み始めたけれども、途中で分からなくなってしまった方も、大丈夫です。皆様とご一緒に、楽しく『源氏物語』の世界を味わってみましょう。

【講座スケジュール】
第1回 6月28日(水) 「花宴」――(1)(『源氏物語』入門)
詳細：桜の花の盛りの頃、内裏で花の宴が行われました。その夜、光源氏は弘徽殿の細殿で、高貴な女君と出会います。
第2回 7月12日(水) 「花宴」――(2)
詳細：女君の身元を知ろうとする光源氏を、右大臣は自邸で行われる藤の宴に招きます。女君は、右大臣の六の君―朧月夜―でした。
第3回 7月26日(水) 「葵」――(1)
詳細：藤壺の生んだ皇子を東宮にするため、桐壺帝は右大臣の孫の東宮に譲位しました。六条御息所の娘の内親王が、伊勢の斎宮に選ばれます。
第4回 9月 6日(水) 「葵」――(2)
詳細：光源氏との愛情の問題で苦しむ御息所は、娘について伊勢に下ろうかと思い悩みます。一方、葵の上は初めて懐妊しました。
第5回 9月13日(水) 「葵」――(3)
詳細：賀茂祭りの行列に参加する光源氏の姿を見ようと、物見に出かけた御息所。御息所と葵の上の従者は乱闘し、御息所は牛車の榻(しぢ)を壊されてしまいます。

名前	宇留田 初実
肩書き	聖徳大学児童学部講師
プロフィール	青山学院大学大学院博士課程単位取得満期退学。2003 年より現職。専門は日本文学(平安時代)、幼児言語学、国語教育。詩人(2003 年コスモス文学新人賞受賞)。朗読家。著書に『情報と表現――日本語の表現と技法』(共著、双文社出版)。