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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-02-01 / 文学 / 学内講座コード:16B1612101

清少納言の王朝貴族社会 『枕草子』の「宮に初めて参りたる頃」の段を読む

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
2月 2日(木)、 2月 9日(木)、 2月16日(木)、 3月 2日(木)、 3月 9日(木)、 3月16日(木)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
50
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
清少納言(せいしょうなごん)の『枕草子(まくらのそうし)』は、普通、随筆集あるいはエッセイ集として扱われます。そして、これは日本文学史の常識なのかもしれません。
しかし、その『枕草子』にも、あたかも『蜻蛉(かげろう)日記(にっき)』や『紫式部(むらさきしきぶ)日記』や『更級(さらしな)日記』を読んでいるかのように感じられる、日記のような章段(しょうだん)が幾(いく)つも含(ふく)まれています。それらの章段は、しばしば「日記的章段(にっきてきしょうだん)」などと呼ばれたりもしますが、この日記的章段だけを拾い読みしてみると、まさに清少納言の日記を読んでいるかのような気持ちにもなります。
この講座では、『枕草子』を清少納言の日記を読むように読み進めることで、清少納言の眼から見た王朝貴族社会を再現していきます。特に、今回の講座では、清少納言が初めて女房(にょうぼう)として出仕(しゅっし)して中宮(ちゅうぐう)藤原定子(さだこ)と出遭(であ)った頃(ころ)の出来事が日記文学のように綴つづられた「宮(みや)に初めて参(まい)りたる頃」という章段を丁寧に読んでいきます。

【講座スケジュール】
第1回 2月 2日(木) 清原元輔女(きよはらのもとすけのむすめ)の初出仕(はつしゅっし)
詳細:慣(な)れない女房勤(づと)めの辛(つら)さ/女房勤めに向かない人/間近(まぢか)に見る中宮さまの美しさ/「葛城(かつらぎ)の神」
第2回 2月 9日(木) 中宮定子に仕(つか)える人々
詳細:女房たちの局(つぼね)/中宮さまの住(す)まう登花殿(とうかでん)/女房たちの序列(じょれつ)
第3回 2月16日(木) 中宮さまの兄君(あにぎみ)
詳細:颯爽(さっそう)たる大納言(だいなごん)伊周(これちか)/中関白家(なかのかんぱくけ)の漢学(かんがく)の素養/超一流の貴公子(きこうし)の女あしらい
第4回 3月 2日(木) 正暦(しょうりゃく)四年(九九三)の清少納言
詳細:若く美しい貴公子と向き合うという体験/もうすぐ三十歳になる清少納言/扇(おうぎ)と王朝貴族
第5回 3月 9日(木) 中宮さまの父君(ちちぎみ)
詳細:中宮定子の気遣(きづか)い/楽しげな関白(かんぱく)道隆(みちたか)/「猿楽言(さるごうごと)」
第6回 3月16日(木) 試練(しれん)を受ける清少納言
詳細:くしゃみと王朝貴族/落ち込む清少納言/中宮さまからの手紙/「式(しき)の神(かみ)」

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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