大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
芭蕉の門人を代表する去来と許六は、芭蕉俳諧の本質について、元禄10年(1697)から11年にかけ熱心に討論を重ねています。二人の討論を追うことによって、芭蕉が求めていたものが明らかとなってきます。俳句作りの参考にしてみてください。オムニバス形式の最終章〈同門評判〉です。今回からの受講も可能です。その作品にも目配りしながら。俳句という文芸の深さの追究。

【講座スケジュール】
第1回 4月21日(木) 「同門評判」を読む（その１）
詳細：去来・丈草・正秀について。
第2回 5月19日(木) 「同門評判」を読む（その２）
詳細：乙州・智月・諷竹について。
第3回 6月 2日(木) 「同門評判」を読む（その３）
詳細：風国・支考・杉風について。
第4回 6月16日(木) 「同門評判」を読む（その４）
詳細：其角・嵐雪・桃隣について。
第5回 7月 7日(木) 「同門評判」を読む（その５）
詳細：野坡・如行・此筋について。
第6回 7月21日(木) 「同門評判」を読む（その６）
詳細：北枝・越人・鼠弾について。
第7回 8月 4日(木) 「同門評判」を読む（その７）
詳細：左次・露川・千那について。
第8回 8月18日(木) 「同門評判」を読む（その８）
詳細：尚白・李由について。

【教材】
※テキストは、プリントにて配布。

名前	復本 一郎
肩書き	神奈川大学名誉教授
プロフィール	1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1979年静岡大学人文学部助教授のち教授(1989年まで)。1989年神奈川大学経営学部教授(2009年まで)。専門は近世・近代俳論史。主要著書に『鬼貫句選・独ごと』『井月句集』(以上、岩波文庫)、『歌よみ人正岡子規――病ひに死なじ歌に死ぬとも』(岩波現代全書)、『俳句と川柳』『芭蕉の言葉』(以上、講談社学術文庫)など。神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員。「産経新聞」〈テーマ川柳〉選者。「神奈川新聞」〈俳壇〉選者。公益財団法人神奈川文学振興会評議員。「鬼」代表。