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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-10-20 / 日本史:芸術・文化 / 学内講座コード:15B1610301

日光東照宮と神道思想

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月21日(水)、10月28日(水)、11月 4日(水)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
5,000円
定員
30
その他
4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
創建から四百年を経た現在も、多くの参詣者で賑わう日光東照宮は、江戸に幕府を開設し二百六十余年にわたる徳川政権の基礎を築いた徳川家康(東照大権現)を祭神とする神社です。家康は、遺言により神として日光に祀られました。それに先立って、豊臣秀吉も神格化され、人々の畏敬の対象となっていましたが、彼らのような天下人が自らの意志で死後直ちに神として崇められるということは、この時期にはじめて現れた特異な現象であるといえます。なぜ、こうしたことが可能だったのでしょうか。その背景には、世俗を超えた権威による政権の安定という、当時の政治的要請が存したことは確かですが、同時に、中世から近世にかけての神道思想の新たな展開も大きく影響していたようです。
本講座では、家康神格化の過程を、宗教的側面、とりわけ中世神道との関係を中心にたどってみたいと考えています。はじめに、東照大権現成立の基盤となる山王神道説を取り上げ、次いで、豊国大明神となった秀吉の事例を、豊国社に奉仕した吉田家の思想とともに検討し、最後に、天台教学に基づいて家康を祀った天海の神道説と、日光東照宮の歴史について考察します。その際、できるだけ、関連する図版や原文資料を見ていきたいと思いますが、そうした資料が初めての方でも理解できるよう、丁寧に解説しながら進めていきますので、是非ご参加ください。

【講座スケジュール】
第1回10月21日(水) 日吉社(日吉大社)と山王神道
詳細:天台宗の総本山である比叡山延暦寺の鎮守日吉社の歴史と、その祭神山王権現にまつわる神道説について取り上げます。
第2回10月28日(水) 豊国社(豊国神社)と吉田神道
詳細:豊臣秀吉を祭神とする豊国社の創建には、京の吉田社の社家が深くかかわっていました。この吉田家が提唱した吉田神道を通して、豊国大明神の性格を考えます。
第3回11月 4日(水) 日光東照社(東照宮)と天海
詳細:家康を神として祀った天台僧天海の思想(山王一実神道)を中心に、日光東照宮の成立と展開について検討します。

講師陣

名前 平沢 卓也
肩書き 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員
プロフィール 1967 年東京都生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史。論文に「山王の受戒――中古天台における神祇観の一斑」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)、「変容する神仏関係――寛文・延宝期の伊勢神宮」(『説話文学研究』49)などがある。
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