講座詳細情報
申し込み締切日:2015-04-30 / 文学 / 学内講座コード:15A1610101
王朝貴族たちのお仕事 『源氏物語』を読むための王朝時代入門
- 開催日
- 5月19日(火)、 6月16日(火)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,500円
- 定員
- 50
- その他
- 3100(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
「光源氏って、いつもふらふら遊んでいたの?」
「光源氏や頭中将(とうのちゅうじょう)は、天皇のいる御所(ごしょ)(内裏)(だいり)に行って何をしていたの?」
「宮中(きゅうちゅう)にたくさんいた女性たち(女房(にょうぼう)たち・女官(にょかん)たち)は、どんな仕事をしていたの?」
王朝時代の女流文学を代表する作品として知られる『源氏物語』ですが、その『源氏物語』を読んでいると、いろいろと疑問に思うことが出てきたりしませんか。しかも、ふと疑問に思ったことが、市販の注釈書や入門書を読んでみても、あまりすっきりと解消されずに、もやもやっとしたまま残っていたりしていませんか。
『源氏物語』が誕生した王朝時代は、今から千年もの昔ですから、その王朝時代については、われわれ現代人は、まだまだあまりよく理解していなかったりするものです。そして、『源氏物語』をめぐる疑問は、しばしば、そのまま王朝時代という時代についての疑問だったりもするのです。
特に、『源氏物語』に登場する男女のたくさんの貴族たちの日常生活に関する疑問は、その多くが、実際の王朝貴族たちの日常生活を理解しないと、なかなか解消されないかもしれません。そして、王朝貴族たちの日常生活の中でも、彼らの日頃の仕事というのは、『源氏物語』を読んだだけでは、けっしてわからないものなのではないでしょうか。しかし、男性であれ、女性であれ、『源氏物語』に登場する人々の多くは、朝廷を雇い主とする勤め人だったわけですから、何かしらの仕事をしていたはずなのです。
この講座は、王朝時代入門として、あるいは、少し変わった『源氏物語』入門として、王朝貴族たちの仕事というものについて、丁寧に解説していきます。
【講座スケジュール】
第1回 5月19日(火) 貴公子たちの職場
詳細:貴公子たちにふさわしい官職/貴公子たちの晴れ舞台/貴公子たちの出世コース
第2回 6月16日(火) 女君たちの職場
詳細:女房(にょうぼう)と女官(にょかん)/内侍司(ないしのつかさ)という官司/さまざまな妃(きさき)たち(中宮(ちゅうぐう)・女御(にょうご)・更衣(こうい)・御息所(みやすどころ)・尚侍(ないしのかみ)・御匣殿(みくしげどの))
「光源氏って、いつもふらふら遊んでいたの?」
「光源氏や頭中将(とうのちゅうじょう)は、天皇のいる御所(ごしょ)(内裏)(だいり)に行って何をしていたの?」
「宮中(きゅうちゅう)にたくさんいた女性たち(女房(にょうぼう)たち・女官(にょかん)たち)は、どんな仕事をしていたの?」
王朝時代の女流文学を代表する作品として知られる『源氏物語』ですが、その『源氏物語』を読んでいると、いろいろと疑問に思うことが出てきたりしませんか。しかも、ふと疑問に思ったことが、市販の注釈書や入門書を読んでみても、あまりすっきりと解消されずに、もやもやっとしたまま残っていたりしていませんか。
『源氏物語』が誕生した王朝時代は、今から千年もの昔ですから、その王朝時代については、われわれ現代人は、まだまだあまりよく理解していなかったりするものです。そして、『源氏物語』をめぐる疑問は、しばしば、そのまま王朝時代という時代についての疑問だったりもするのです。
特に、『源氏物語』に登場する男女のたくさんの貴族たちの日常生活に関する疑問は、その多くが、実際の王朝貴族たちの日常生活を理解しないと、なかなか解消されないかもしれません。そして、王朝貴族たちの日常生活の中でも、彼らの日頃の仕事というのは、『源氏物語』を読んだだけでは、けっしてわからないものなのではないでしょうか。しかし、男性であれ、女性であれ、『源氏物語』に登場する人々の多くは、朝廷を雇い主とする勤め人だったわけですから、何かしらの仕事をしていたはずなのです。
この講座は、王朝時代入門として、あるいは、少し変わった『源氏物語』入門として、王朝貴族たちの仕事というものについて、丁寧に解説していきます。
【講座スケジュール】
第1回 5月19日(火) 貴公子たちの職場
詳細:貴公子たちにふさわしい官職/貴公子たちの晴れ舞台/貴公子たちの出世コース
第2回 6月16日(火) 女君たちの職場
詳細:女房(にょうぼう)と女官(にょかん)/内侍司(ないしのつかさ)という官司/さまざまな妃(きさき)たち(中宮(ちゅうぐう)・女御(にょうご)・更衣(こうい)・御息所(みやすどころ)・尚侍(ないしのかみ)・御匣殿(みくしげどの))
講師陣
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。 |