大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
『源氏物語』を、初めて読む方のための講座です。初めての方でも分かりやすいように、基礎的な事柄から、丁寧に解説して行きます。
登場人物と、お互いの縁故関係、天皇とお妃のあり方、貴族たちの日常生活、恋愛と結婚など…そのほかにも、『源氏物語』を読むために必要な知識を、原文（現代語訳付き）を使い、分かりやすく説明いたします。
現代語訳で読み始めたけれども、途中で分からなくなってしまった方も、大丈夫です。皆様とご一緒に、楽しく『源氏物語』の世界を味わってみましょう。

【講座スケジュール】
第1回12月24日(水) 「夕顔」――(1)（『源氏物語』入門）
詳細：光源氏は、病気の乳母の見舞いに、五条のまちへと入っていきます。五条の大路に牛車をとめていた光源氏に、女が歌を詠みかけます。

第2回 1月21日(水) 「夕顔」――(2)
詳細：光源氏は、その女性――夕顔――と歌を交わします。乳母子の惟光の奔走で、光源氏は夕顔の家に通うようになりました。

第3回 2月 4日(水) 「夕顔」――(3)
詳細：かわいらしく、優しく、おっとりした夕顔に、光源氏は強く引きつけられてゆきます。二人だけで、ゆっくりと時を過ごしたいと、光源氏は夕顔を五条某院に連れ出しました。

第4回 2月18日(水) 「夕顔」――(4)
詳細：荒廃した五条某院の夜中、夕顔は物怪にとりつかれて亡くなります。光源氏は苦しみの余り、重い病気に伏すようになります。

第5回 3月 4日(水) 「夕顔」――(5)
詳細：なんとか命をとりとめた光源氏。夕顔の乳母子の右近から、夕顔の素性と光源氏への思いを聞きます。

名前	宇留田 初実
肩書き	聖徳大学児童学部講師
プロフィール	青山学院大学大学院博士課程単位取得満期退学。2003年より現職。専門は日本文学(平安時代)、幼児言語学、国語教育。詩人(2003年コスモス文学新人賞受賞)。朗読家。著書に『情報と表現――日本語の表現と技法』(共著、双文社出版)。