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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-11-13 / 文学:日本史 / 学内講座コード:14B1611501

平安人物伝─11世紀─ (神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座2)

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月14日(金)、11月21日(金)、11月28日(金)、12月12日(金)、12月19日(金)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
50
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
11世紀、西暦1000年代、藤原道長・頼通親子の時代に摂関政治は全盛期を迎えました。しかし、『源氏物語』や『枕草子』などの女流文学に描かれた華やかな平安貴族社会の裏側で、時代は古代から中世へと大きく変貌し始めていました。
今回の講座では、摂関政治期を生きたさまざまな人々を代表する5人の人物(藤原頼通、藤原資房、平忠常、定朝、成尋)をとりあげ、その生涯と事績をたどりながら、背後にある政治・社会・文化の動きを読みとっていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回11月14日(金) 藤原頼通 ―摂関政治の黄昏―
詳細:藤原頼通は父道長の栄華をうけつぎ、約50年間にわたって摂政・関白の地位にあり続けました。しかし、その栄華にも次第にかげりが見え始めます。ここでは、あまり取り上げられることのない“藤原頼通の時代”について概観します。

第2回11月21日(金) 藤原資房 ―官僚貴族の公務と私生活―
詳細:藤原資房は、後朱雀天皇(在位1036~45年)の時代に蔵人頭を務めた官僚貴族です。その日記『春記』には、公務の記録とともにイエの私事にまつわる記事も多く見出されるのが特徴です。『春記』を通して貴族の私生活について考えます。

第3回11月28日(金) 平忠常 ―地方反乱と武士―
詳細:1028年、房総地方で起きた平忠常の乱は東国を混乱におとしいれ、朝廷に大きな衝撃をあたえました。ここでは、平将門の乱以後の東国の状況を検討して武士の進出について考えます。

第4回12月12日(金) 定朝 ―国風文化と仏像の新様式―
詳細:摂関政治期に形作られた国風文化は、古典文化として、その後の日本文化の規範となりました。ここでは、その一端として仏像彫刻に定朝様とよばれる新様式をもたらした仏師定朝の活躍をとりあげます。

第5回12月19日(金) 成尋 ―入宋僧と東アジア―
詳細:1072年、天台僧成尋は、年老いた母を残して中国宋へと旅立ちました。『参天台五台山記』をもとに、成尋の巡礼の旅と日本をとりまく当時の東アジア情勢について考えます。

講師陣

名前 前田 禎彦
肩書き 神奈川大学外国語学部准教授
プロフィール 1962年富山県生まれ。1992年京都大学大学院文学研究科国史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。2003年神奈川大学外国語学部専任講師。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科を兼担。2006年に外国語学部助教授、2007年より現職。専門は日本古代史(平安時代史)。主要論文に「摂関期の闘乱・濫行事件」(『日本史研究』433号)、「検非違使別当と使庁」(『史林』82巻1号)、「平安時代の法と秩序」(『日本史研究』452号)。
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