講座詳細情報
申し込み締切日:2014-10-07 / 文学:日本史 / 学内講座コード:14B1610201
王朝貴族たちの身分・人生の上中下 『源氏物語』を読むための王朝時代入門
- 開催日
- 10月21日(火)、11月18日(火)、 1月20日(火)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 30
- その他
- 4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
「光源氏は、本当に悲劇の皇子だったの?」「いつも光源氏と一緒にいる惟光(これみつ)って、やっぱり、ただの下端(したっぱ)だったの?」「あの夕顔(ゆうがお)は、どうして身分の低い女性として扱われるの?」
王朝時代の女流文学を代表する作品として知られる『源氏物語』ですが、その『源氏物語』を読んでいると、いろいろと疑問に思うことが出てきたりしませんか。しかも、ふと疑問に思ったことが、市販の注釈書や入門書を読んでみても、あまりすっきりと解消されずに、もやもやっとしたまま残っていたりしていませんか。
『源氏物語』が誕生した王朝時代は、今から千年もの昔ですから、その王朝時代については、われわれ現代人は、まだまだあまりよく理解していなかったりするものです。そして、『源氏物語』をめぐる疑問は、しばしば、そのまま王朝時代という時代についての疑問だったりもするのです。
特に、『源氏物語』の登場人物たちの身の上に関する疑問は、その多くが、実際の王朝貴族たち(皇族たちも含む)の身分のあり方を理解しないと、なかなか解消されないかもしれません。ひと口に「王朝貴族」と言っても、そこには、やはり、上中下のランクがあったのです。そして、この身分の上中下にしたがって、王朝貴族たちの人生にも、上中下があったのでした。
この講座は、王朝時代入門として、あるいは、少し変わった『源氏物語』入門として、王朝貴族たち(皇族たちも含む)の身分というものについて、丁寧に解説していきます。
【講座スケジュール】
第1回10月21日(火) 光源氏は不遇なのか? 皇子の人生の上中下
詳細:皇族の範囲/王朝時代の皇子たち/王朝時代の源氏たち
第2回11月18日(火) 惟光(これみつ)は下っ端(したっぱ )なのか? 男性貴族の上中下
詳細:皇子の乳母(めのと)の息子/大宰大弐(だざいだいに)/「惟光朝臣」の「朝臣(あそん)」/惟光の色好み
第3回 1月20日(火) 夕顔(ゆうがお)は下々(しもじも)の女性なのか? 女性貴族の上中下
詳細:「雨夜の品定め」の女性論/五条という地域/女性貴族たちの人生の選択肢
「光源氏は、本当に悲劇の皇子だったの?」「いつも光源氏と一緒にいる惟光(これみつ)って、やっぱり、ただの下端(したっぱ)だったの?」「あの夕顔(ゆうがお)は、どうして身分の低い女性として扱われるの?」
王朝時代の女流文学を代表する作品として知られる『源氏物語』ですが、その『源氏物語』を読んでいると、いろいろと疑問に思うことが出てきたりしませんか。しかも、ふと疑問に思ったことが、市販の注釈書や入門書を読んでみても、あまりすっきりと解消されずに、もやもやっとしたまま残っていたりしていませんか。
『源氏物語』が誕生した王朝時代は、今から千年もの昔ですから、その王朝時代については、われわれ現代人は、まだまだあまりよく理解していなかったりするものです。そして、『源氏物語』をめぐる疑問は、しばしば、そのまま王朝時代という時代についての疑問だったりもするのです。
特に、『源氏物語』の登場人物たちの身の上に関する疑問は、その多くが、実際の王朝貴族たち(皇族たちも含む)の身分のあり方を理解しないと、なかなか解消されないかもしれません。ひと口に「王朝貴族」と言っても、そこには、やはり、上中下のランクがあったのです。そして、この身分の上中下にしたがって、王朝貴族たちの人生にも、上中下があったのでした。
この講座は、王朝時代入門として、あるいは、少し変わった『源氏物語』入門として、王朝貴族たち(皇族たちも含む)の身分というものについて、丁寧に解説していきます。
【講座スケジュール】
第1回10月21日(火) 光源氏は不遇なのか? 皇子の人生の上中下
詳細:皇族の範囲/王朝時代の皇子たち/王朝時代の源氏たち
第2回11月18日(火) 惟光(これみつ)は下っ端(したっぱ )なのか? 男性貴族の上中下
詳細:皇子の乳母(めのと)の息子/大宰大弐(だざいだいに)/「惟光朝臣」の「朝臣(あそん)」/惟光の色好み
第3回 1月20日(火) 夕顔(ゆうがお)は下々(しもじも)の女性なのか? 女性貴族の上中下
詳細:「雨夜の品定め」の女性論/五条という地域/女性貴族たちの人生の選択肢
講師陣
名前 | 繁田 信一 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師 |
プロフィール | 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。 |