講座詳細情報
申し込み締切日:2014-04-11 / 文学 / 学内講座コード:14A1612701
『平家物語』のやさしい読みかた 『源平盛衰記』の章・その1
- 開催日
- 4月25日(金)、 5月 9日(金)、 5月16日(金)、 5月23日(金)、 6月20日(金)、 7月 4日(金)、 7月18日(金)、 7月25日(金)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 50
- その他
- 11200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『平家物語』は、平安時代の末に起きた全国的な戦乱のありさまと、その時代を生きた人間たちの姿を描き出した歴史物語です。この講座では、『平家物語』を原文で読み解くためのポイントを紹介し、その豊かな魅力を紹介していきます。今期から新たに「『源平盛衰記』の章」と題して、『平家物語』を下敷きにしつつも、それとは異なる世界を成り立たせている『源平盛衰記』を取りあげます。人物や事件、故事などに注目しながら、巻第一から順にいくつかの場面を選んで原文を読み進め、『平家物語』とのさまざまな関係を発見していきます。
【講座スケジュール】
第1回 4月25日(金) 『源平盛衰記』を読むために――『平家物語』の異本について
詳細:『源平盛衰記』を読み進めるために必要な基礎知識をわかりやすく紹介します。
第2回 5月 9日(金) 平忠盛の位置づけ――故事引用という方法(巻第一)
詳細:平家繁昌の基盤をつくった忠盛の姿を故事を用いて位置づける方法について考えます。
第3回 5月16日(金) 平清盛の繁昌――大威徳法(だいいとくほう)と清水寺詣(巻第一)
詳細:清盛が繁昌した理由を説明する際に言及される独特な説話とその論理を読み進めます。
第4回 5月23日(金) 禿童(かぶろ)の素姓――王莽(おうもう)と清盛をめぐる連想の輪(巻第一)
詳細:清盛が洛中に放った禿童の話から、中国前漢の王莽と清盛を結ぶ連想の輪に注目します。
第5回 6月20日(金) 清盛息女たちの幸い――女性のたしなみとふるまい(巻第二)
詳細:清盛の八人の娘たちの繁昌ぶりを、物語はどのように語っているのでしょうか。
第6回 7月 4日(金) 清水寺の立場――縁起そのほか(巻第二)
詳細:清水寺と延暦寺の悪僧たちの争いとそこで言及される清水寺関係の話題に注目します。
第7回 7月18日(金) 殿下乗合(てんがののりあい)事件異聞――事件をめぐる解釈と再創造(巻第三)
詳細:いわゆる殿下乗合事件を語る『源平盛衰記』の独特な姿勢を読み解いていきます。
第8回 7月25日(金) 徳大寺実定の厳島詣――旅と音曲と別れ(巻第三)
詳細:徳大寺実定と厳島の内侍との出会いと別れ、その悲恋の物語のなりたちを吟味してみましょう。
『平家物語』は、平安時代の末に起きた全国的な戦乱のありさまと、その時代を生きた人間たちの姿を描き出した歴史物語です。この講座では、『平家物語』を原文で読み解くためのポイントを紹介し、その豊かな魅力を紹介していきます。今期から新たに「『源平盛衰記』の章」と題して、『平家物語』を下敷きにしつつも、それとは異なる世界を成り立たせている『源平盛衰記』を取りあげます。人物や事件、故事などに注目しながら、巻第一から順にいくつかの場面を選んで原文を読み進め、『平家物語』とのさまざまな関係を発見していきます。
【講座スケジュール】
第1回 4月25日(金) 『源平盛衰記』を読むために――『平家物語』の異本について
詳細:『源平盛衰記』を読み進めるために必要な基礎知識をわかりやすく紹介します。
第2回 5月 9日(金) 平忠盛の位置づけ――故事引用という方法(巻第一)
詳細:平家繁昌の基盤をつくった忠盛の姿を故事を用いて位置づける方法について考えます。
第3回 5月16日(金) 平清盛の繁昌――大威徳法(だいいとくほう)と清水寺詣(巻第一)
詳細:清盛が繁昌した理由を説明する際に言及される独特な説話とその論理を読み進めます。
第4回 5月23日(金) 禿童(かぶろ)の素姓――王莽(おうもう)と清盛をめぐる連想の輪(巻第一)
詳細:清盛が洛中に放った禿童の話から、中国前漢の王莽と清盛を結ぶ連想の輪に注目します。
第5回 6月20日(金) 清盛息女たちの幸い――女性のたしなみとふるまい(巻第二)
詳細:清盛の八人の娘たちの繁昌ぶりを、物語はどのように語っているのでしょうか。
第6回 7月 4日(金) 清水寺の立場――縁起そのほか(巻第二)
詳細:清水寺と延暦寺の悪僧たちの争いとそこで言及される清水寺関係の話題に注目します。
第7回 7月18日(金) 殿下乗合(てんがののりあい)事件異聞――事件をめぐる解釈と再創造(巻第三)
詳細:いわゆる殿下乗合事件を語る『源平盛衰記』の独特な姿勢を読み解いていきます。
第8回 7月25日(金) 徳大寺実定の厳島詣――旅と音曲と別れ(巻第三)
詳細:徳大寺実定と厳島の内侍との出会いと別れ、その悲恋の物語のなりたちを吟味してみましょう。
講師陣
名前 | 鈴木 彰 |
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肩書き | 立教大学文学部教授 |
プロフィール | 2000年早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。神奈川大学外国語学部准教授、明治大学政治経済学部准教授などを経て、2013年度より現職。専門は日本中世文学、軍記物語。主要著書に『平家物語の展開と中世社会』(汲古書院)、『平家物語を知る事典』(共著、東京堂出版)、『図説 平家物語』『図説 平清盛』(共著、河出書房新社)などがある。 |