講座詳細情報
申し込み締切日:2013-10-03 / 文学 / 学内講座コード:13B1612801
芭蕉・『三冊子』の俳句本質論を読む
- 開催日
- 10月17日(木)、11月 7日(木)、11月21日(木)、
12月 5日(木)、12月19日(木)、 1月16日(木)、
2月 6日(木)、 2月20日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 30
- その他
- 11200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『去来抄』とならんで、芭蕉俳諧を理解するに欠かせない俳論書(俳句の理論書)に、芭蕉と同郷伊賀上野の俳人土芳(どほう)が書いた『三冊子(さんぞうし) 』(元禄十五年成立)があります。今回は、そのエッセンスに当る部分に焦点を絞って、全8回で読了してしまおう、というちょっと欲ばりな講座です。芭蕉の考えは、皆さんの俳句作りに大きなヒントを与えてくれると思われます。
【講座スケジュール】
第1回 10月17日(木) 俳諧とはなにか・その1
皆さんがお作りの俳句のルーツが俳諧ですが、「俳諧」には、どのような意味があるのでしょうか
第2回 11月 7日(木) 俳諧とはなにか・その2
それでは、俳諧文芸と俳句とは、どこが違うのでしょうか。
文芸形態そのものについて見てみることにします。
第3回 11月21日(木) 風雅のまこと
芭蕉の言葉に「風雅の誠を責むる」があります。
この意味するところを考えてみます。芭蕉俳諧の根幹が窺えます。
第4回 12月 5日(木) 芭蕉句鑑賞
『三冊子』の中には、芭蕉の「上品(じょうぼん)の句」
すなわち、上質の句が具体的に何句か示されています。その吟味です。
第5回 12月19日(木) 芭蕉の付句鑑賞
俳諧、すなわち連句における付句(つけく)とは、どのようなものか。
その実体を見てみることにします。付合文芸の検討です。
第6回 1月16日(木) 芭蕉の日常
芭蕉は、日常、どのような心構えで過していたのでしょうか。
自己に厳しい芭蕉の生活態度そのものが、芭蕉の作品を生み出していたのです。
第7回 2月 6日(木) 発句(俳句)の構造
俳句は「切字」「切れ」により、独自の構造を備えた文芸となっています。
そのことを確認してみます。
第8回 2月20日(木) 季語散策
『三冊子』の最後は、季語についての記述で終っています。
土芳に導かれつつ季語について考えてみることにします。
『去来抄』とならんで、芭蕉俳諧を理解するに欠かせない俳論書(俳句の理論書)に、芭蕉と同郷伊賀上野の俳人土芳(どほう)が書いた『三冊子(さんぞうし) 』(元禄十五年成立)があります。今回は、そのエッセンスに当る部分に焦点を絞って、全8回で読了してしまおう、というちょっと欲ばりな講座です。芭蕉の考えは、皆さんの俳句作りに大きなヒントを与えてくれると思われます。
【講座スケジュール】
第1回 10月17日(木) 俳諧とはなにか・その1
皆さんがお作りの俳句のルーツが俳諧ですが、「俳諧」には、どのような意味があるのでしょうか
第2回 11月 7日(木) 俳諧とはなにか・その2
それでは、俳諧文芸と俳句とは、どこが違うのでしょうか。
文芸形態そのものについて見てみることにします。
第3回 11月21日(木) 風雅のまこと
芭蕉の言葉に「風雅の誠を責むる」があります。
この意味するところを考えてみます。芭蕉俳諧の根幹が窺えます。
第4回 12月 5日(木) 芭蕉句鑑賞
『三冊子』の中には、芭蕉の「上品(じょうぼん)の句」
すなわち、上質の句が具体的に何句か示されています。その吟味です。
第5回 12月19日(木) 芭蕉の付句鑑賞
俳諧、すなわち連句における付句(つけく)とは、どのようなものか。
その実体を見てみることにします。付合文芸の検討です。
第6回 1月16日(木) 芭蕉の日常
芭蕉は、日常、どのような心構えで過していたのでしょうか。
自己に厳しい芭蕉の生活態度そのものが、芭蕉の作品を生み出していたのです。
第7回 2月 6日(木) 発句(俳句)の構造
俳句は「切字」「切れ」により、独自の構造を備えた文芸となっています。
そのことを確認してみます。
第8回 2月20日(木) 季語散策
『三冊子』の最後は、季語についての記述で終っています。
土芳に導かれつつ季語について考えてみることにします。
備考
【教材】
※テキストの『去来抄・三冊子・旅寝論』(岩波文庫)はプリントにて配布。
※テキストの『去来抄・三冊子・旅寝論』(岩波文庫)はプリントにて配布。
講師陣
名前 | 復本 一郎 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1979年静岡大学人文学部助教授のち教授(1989年まで)。1989年神奈川大学経営学部教授(2009年まで)。専門は近世・近代俳論史。主要著書に『余は、交際を好む者なり 正岡子規と十人の俳士』(岩波書店)、『鬼貫句選・独ごと』(岩波文庫)、『子規とその時代』(三省堂)、『井月句集』(岩波文庫)、『「俳」の精神』(沖積舎)など。神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員。「産経新聞」〈テーマ川柳〉選者。「神奈川新聞」〈俳壇〉選者。公益財団法人神奈川文学振興会評議員。 |