講座詳細情報
申し込み締切日:2012-05-16 / 文学 / 学内講座コード:12A1612001
芭蕉・『去来抄』〈同門評〉を読む その2
- 開催日
- 5月17日(木)、 6月21日(木)、 7月 5日(木)、 7月19日(木)、 8月 2日(木)、 9月 6日(木)、 9月20日(木)、10月 4日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 30
- その他
- 11200円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
今日、皆さんが親しんでいらっしゃる俳句という文芸―その原点に位置する俳人が、江戸時代の芭蕉です。俳句革新を為し遂げた明治時代の正岡子規も、芭蕉から多くを学んでいます。芭蕉の魅力は、どこにあるのでしょうか。今回は、芭蕉の門人の去来が書き残した俳句入門書ともいうべき『去来抄』の「同門評」の部を読むことによって、芭蕉の魅力のよって来るところを明らかにしていきたいと思います。『去来抄』には、芭蕉の俳句に対する考えが、わかりやすく、丁寧に説かれています。『去来抄』を読むことによって、皆さんは、ますます芭蕉好き、俳句好きになることと思います。是非、芭蕉の「不易流行」の魅力を満喫していただきたいと思います。各挿話、読み切り形式ですので、今回から受講されても面白いと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月17日(木) 杜若句<起ざまに真そつとながし鹿の足>など・「あだ」とは?
第2回 6月21日(木) 其角句<鴬の身を逆にはつね哉>など・「本意」とは?
第3回 7月 5日(木) 凡兆句<桐の木の風にかまはぬ落葉かな>について・「等類」とは?
第4回 7月19日(木) 野明句<駒買に出迎ふ野べの薄かな>について・「わる功」とは?
第5回 8月 2日(木) 越人句<ちる時の心やすさよけしのはな>について・「含意」とは?
第6回 9月 6日(木) 去来句<電のかきまぜて行闇よかな>について・「表現」とは?
第7回 9月20日(木) 先放句<時鳥帆裏になるや夕まぐれ>について・「推敲」とは?
第8回10月 4日(木) 玄梅句<取れずば名もなかるらん紅葉鮒>について・「てにをは」とは?
今日、皆さんが親しんでいらっしゃる俳句という文芸―その原点に位置する俳人が、江戸時代の芭蕉です。俳句革新を為し遂げた明治時代の正岡子規も、芭蕉から多くを学んでいます。芭蕉の魅力は、どこにあるのでしょうか。今回は、芭蕉の門人の去来が書き残した俳句入門書ともいうべき『去来抄』の「同門評」の部を読むことによって、芭蕉の魅力のよって来るところを明らかにしていきたいと思います。『去来抄』には、芭蕉の俳句に対する考えが、わかりやすく、丁寧に説かれています。『去来抄』を読むことによって、皆さんは、ますます芭蕉好き、俳句好きになることと思います。是非、芭蕉の「不易流行」の魅力を満喫していただきたいと思います。各挿話、読み切り形式ですので、今回から受講されても面白いと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月17日(木) 杜若句<起ざまに真そつとながし鹿の足>など・「あだ」とは?
第2回 6月21日(木) 其角句<鴬の身を逆にはつね哉>など・「本意」とは?
第3回 7月 5日(木) 凡兆句<桐の木の風にかまはぬ落葉かな>について・「等類」とは?
第4回 7月19日(木) 野明句<駒買に出迎ふ野べの薄かな>について・「わる功」とは?
第5回 8月 2日(木) 越人句<ちる時の心やすさよけしのはな>について・「含意」とは?
第6回 9月 6日(木) 去来句<電のかきまぜて行闇よかな>について・「表現」とは?
第7回 9月20日(木) 先放句<時鳥帆裏になるや夕まぐれ>について・「推敲」とは?
第8回10月 4日(木) 玄梅句<取れずば名もなかるらん紅葉鮒>について・「てにをは」とは?
備考
【教材】
テキストの『去来抄・三冊子・旅寝論』(岩波文庫)はプリントにて配布。
テキストの『去来抄・三冊子・旅寝論』(岩波文庫)はプリントにて配布。
講師陣
名前 | 復本 一郎 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1979年静岡大学人文学部助教授のち教授(1989年まで)。1989年神奈川大学経営学部教授(2009年まで)。2003年第9回横浜文学賞受賞。2004年、第6回加藤郁乎賞受賞。専門は近世・近代俳論史。主要著書に『俳句と川柳』(講談社現代新書)、『佐藤紅緑 子規が愛した俳人』(岩波書店)、『日本人が大切にしてきた季節の言葉』(青春新書)、『余は、交際を好む者なり 正岡子規と十人の俳士』(岩波書店)、『鬼貫句選・独ごと』(岩波文庫)など。神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員。「産経新聞」〈テ-マ川柳〉選者。公益財団法人神奈川文学振興会評議員。実験的俳句集団「鬼」代表。 |