講座詳細情報
申し込み締切日:2012-05-09 / 文学 / 学内講座コード:12A1611901
子規を読む・『仰臥漫録』読了を目指して !!
- 開催日
- 5月10日(木)、 5月24日(木)、 6月14日(木)、 6月28日(木)、 7月12日(木)、 7月26日(木)、 9月13日(木)、 9月27日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 30
- その他
- 11200円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
子規の日記的随筆『仰臥漫録』を読み続けてきましたが、読了を目指し吉原遊廓の思い出、家計のこと、中江兆民のことなど、話題はますます佳境に入ってきます。『仰臥漫録』は、『墨汁一滴』や『病牀六尺』と異なり、生前公開されなかった日記的随筆であるところに大きな特色があります。ですから、そこには、子規の生の心の動きを窺うことができます。起筆は、明治34年(1901)9月2日。明治35年7月29日、すなわち死の直前まで自ら筆を執って記しています。
病牀にある子規の日常が手に取るように伝わってきます。子規は、三度三度の食事の献立までこまめに書きしていましたが、その記述も途切れがちになります。人間子規の喜びと苦悩を皆様とともに追体験してみたいと思います。
今回のみ受講されても、子規の魅力のエッセンスが窺え、面白いと思います。是非、子規好きに!
【講座スケジュール】
第1回 5月10日(木) 明治34年9月26日の日記
詳細:家庭団欒会のこと
第2回 5月24日(木) 明治34年9月29日の日記
詳細:写生文と吉原遊郭の思い出
第3回 6月14日(木) 明治34年9月30日の日記
詳細:子規の家計簿
第4回 6月28日(木) 明治34年10月10日の日記
詳細:鼠骨のこと紅緑のこと
第5回 7月12日(木) 明治34年10月13日の日記
詳細:子規の自殺未遂事件
第6回 7月26日(木) 明治34年10月15日の日記
詳細:中江兆民『一年有半』
第7回 9月13日(木) 明治34年10月26日の日記
詳細:病状報告
第8回 9月27日(木) 明治34年10月28日の日記
詳細:伊藤左千夫と野菊
子規の日記的随筆『仰臥漫録』を読み続けてきましたが、読了を目指し吉原遊廓の思い出、家計のこと、中江兆民のことなど、話題はますます佳境に入ってきます。『仰臥漫録』は、『墨汁一滴』や『病牀六尺』と異なり、生前公開されなかった日記的随筆であるところに大きな特色があります。ですから、そこには、子規の生の心の動きを窺うことができます。起筆は、明治34年(1901)9月2日。明治35年7月29日、すなわち死の直前まで自ら筆を執って記しています。
病牀にある子規の日常が手に取るように伝わってきます。子規は、三度三度の食事の献立までこまめに書きしていましたが、その記述も途切れがちになります。人間子規の喜びと苦悩を皆様とともに追体験してみたいと思います。
今回のみ受講されても、子規の魅力のエッセンスが窺え、面白いと思います。是非、子規好きに!
【講座スケジュール】
第1回 5月10日(木) 明治34年9月26日の日記
詳細:家庭団欒会のこと
第2回 5月24日(木) 明治34年9月29日の日記
詳細:写生文と吉原遊郭の思い出
第3回 6月14日(木) 明治34年9月30日の日記
詳細:子規の家計簿
第4回 6月28日(木) 明治34年10月10日の日記
詳細:鼠骨のこと紅緑のこと
第5回 7月12日(木) 明治34年10月13日の日記
詳細:子規の自殺未遂事件
第6回 7月26日(木) 明治34年10月15日の日記
詳細:中江兆民『一年有半』
第7回 9月13日(木) 明治34年10月26日の日記
詳細:病状報告
第8回 9月27日(木) 明治34年10月28日の日記
詳細:伊藤左千夫と野菊
備考
【教材】
テキスト『仰臥漫録』(岩波文庫)の購入(受講料には含まれません)については講座開始前にご案内します。
テキスト『仰臥漫録』(岩波文庫)の購入(受講料には含まれません)については講座開始前にご案内します。
講師陣
名前 | 復本 一郎 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1979年静岡大学人文学部助教授のち教授(1989年まで)。1989年神奈川大学経営学部教授(2009年まで)。2003年第9回横浜文学賞受賞。2004年、第6回加藤郁乎賞受賞。専門は近世・近代俳論史。主要著書に『俳句と川柳』(講談社現代新書)、『佐藤紅緑 子規が愛した俳人』(岩波書店)、『日本人が大切にしてきた季節の言葉』(青春新書)、『余は、交際を好む者なり 正岡子規と十人の俳士』(岩波書店)、『鬼貫句選・独ごと』(岩波文庫)など。神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員。「産経新聞」〈テ-マ川柳〉選者。公益財団法人神奈川文学振興会評議員。実験的俳句集団「鬼」代表。 |