講座詳細情報
申し込み締切日:2011-09-22 / 文学 / 学内講座コード:11B1612401
『平家物語』のやさしい読みかた 人物編・その12
- 開催日
- 9月29日(木)、10月13日(木)、10月20日(木)、10月27日(木)、11月10日(木)、11月17日(木)、11月24日(木)、12月 8日(木)、12月15日(木)、12月22日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『平家物語』は、平安時代の末に起きた全国的な戦乱のありさまと、その時代を生きた人間たちのさまざまな姿を描き出した歴史物語です。この講座では、『平家物語』を原文で読むためのポイントを紹介し、いくつかの場面をじっさいに読み進めながら、その豊かな魅力を紹介していきます。今期は人物編・その12と題して、物語を彩る10人の描かれかたを読み解いていきます。
【講座スケジュール】
第1回 9月29日(木) 清和源氏の始原―惟喬・惟仁親王の位争い
詳細:清和天皇の即位に到る過程で生じた位争いの顛末を語る説話を読み進めてみましょう。
第2回10月13日(木) 頼朝の悲しみ―伊東祐親の判断
詳細:わが娘が流人頼朝の子を生んだことに気づいた伊東祐親の判断を読み解きます。
第3回10月20日(木) 北条時政の立場―頼朝を支える人々
詳細:頼朝の挙兵を支えた時政の言動が作中でどのように扱われているかを考えてみます。
第4回10月27日(木) 上総広常の個性―東国武士として
詳細:頼朝軍に遅れて合流した上総広常の個性的な姿を、物語の内外から探ります。
第5回11月10日(木) 梶原景季の若さ―父景時との関係
詳細:戦場における梶原景時・景季親子の関係を物語はどのように描くのでしょうか。
第6回11月17日(木) 熊谷直実の葛藤―わが子直家への愛
詳細:わが子直家を連れて参戦した熊谷直実が抱えた苦悩を読み解いていきます。
第7回11月24日(木) 佐々木高綱の判断―戦場のひとつの論理
詳細:頼朝挙兵の報を聞き、馳せ参じようとする高綱の言動の質を吟味してみましょう。
第8回12月 8日(木) 戦死したわが子を弔う―佐藤嗣信・忠信兄弟の母
詳細:いくさでわが子を亡くした母の思いは物語の外でどのように語られたのでしょうか。
第9回12月15日(木) 平盛久の運命―清水寺と観音利生
詳細:捕らわれた盛久を処刑寸前に救った清水寺の観音に関わる霊験譚を取りあげます。
第10回12月22日(木) 蘇生した慈心房尊恵―冥途を体験した人々
詳細:生きながら閻魔の庁へ赴いた尊恵の蘇生物語を糸口に、冥途体験譚の意味を考えます。
『平家物語』は、平安時代の末に起きた全国的な戦乱のありさまと、その時代を生きた人間たちのさまざまな姿を描き出した歴史物語です。この講座では、『平家物語』を原文で読むためのポイントを紹介し、いくつかの場面をじっさいに読み進めながら、その豊かな魅力を紹介していきます。今期は人物編・その12と題して、物語を彩る10人の描かれかたを読み解いていきます。
【講座スケジュール】
第1回 9月29日(木) 清和源氏の始原―惟喬・惟仁親王の位争い
詳細:清和天皇の即位に到る過程で生じた位争いの顛末を語る説話を読み進めてみましょう。
第2回10月13日(木) 頼朝の悲しみ―伊東祐親の判断
詳細:わが娘が流人頼朝の子を生んだことに気づいた伊東祐親の判断を読み解きます。
第3回10月20日(木) 北条時政の立場―頼朝を支える人々
詳細:頼朝の挙兵を支えた時政の言動が作中でどのように扱われているかを考えてみます。
第4回10月27日(木) 上総広常の個性―東国武士として
詳細:頼朝軍に遅れて合流した上総広常の個性的な姿を、物語の内外から探ります。
第5回11月10日(木) 梶原景季の若さ―父景時との関係
詳細:戦場における梶原景時・景季親子の関係を物語はどのように描くのでしょうか。
第6回11月17日(木) 熊谷直実の葛藤―わが子直家への愛
詳細:わが子直家を連れて参戦した熊谷直実が抱えた苦悩を読み解いていきます。
第7回11月24日(木) 佐々木高綱の判断―戦場のひとつの論理
詳細:頼朝挙兵の報を聞き、馳せ参じようとする高綱の言動の質を吟味してみましょう。
第8回12月 8日(木) 戦死したわが子を弔う―佐藤嗣信・忠信兄弟の母
詳細:いくさでわが子を亡くした母の思いは物語の外でどのように語られたのでしょうか。
第9回12月15日(木) 平盛久の運命―清水寺と観音利生
詳細:捕らわれた盛久を処刑寸前に救った清水寺の観音に関わる霊験譚を取りあげます。
第10回12月22日(木) 蘇生した慈心房尊恵―冥途を体験した人々
詳細:生きながら閻魔の庁へ赴いた尊恵の蘇生物語を糸口に、冥途体験譚の意味を考えます。
講師陣
名前 | 鈴木 彰 |
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肩書き | 明治大学政治経済学部准教授 |
プロフィール | 2000年早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。神奈川大学外国語学部准教授などを経て、2008年度より現職。専門は日本中世文学、軍記物語。主要著書に『平家物語の展開と中世社会』(汲古書院)、『平家物語を知る事典』(共編著、東京堂出版)、『図説 平家物語』(共編著、河出書房新社)、『木曾義仲のすべて』(共編著、新人物往来社)などがある。 |