講座詳細情報
申し込み締切日:2011-05-11 / 文学
子規を読む ・『仰臥漫録』その2[5月開講]
- 開催日
- 5月12日~9月8日(木)
- 講座回数
- 全8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【内容】
今回は、子規の日記的随筆『仰臥漫録』を読むことにします。『仰臥漫録』は、『墨汁一滴』や『病牀六尺』と異なり、生前公開されなかった日記的随筆であるところに大きな特色があります。ですから、そこには、子規の生(なま)の心の動きを窺うことができます。起筆は、明治34年(1901)9月2日。明治35年7月29日、すなわち死の直前まで自ら筆を執って記しています。
少しずつ読み進んでいきたいと思います。子規の日常が手に取るように伝わってきます。子規は、三度三度の食事の献立までこまめに書き記していますが、そんなことによって自らを慰めていたのでしょう。人間子規の苦悩を皆様とともに追体験してみたいと思います。今回からでも十分にお楽しみいただけます。
今回は、子規の日記的随筆『仰臥漫録』を読むことにします。『仰臥漫録』は、『墨汁一滴』や『病牀六尺』と異なり、生前公開されなかった日記的随筆であるところに大きな特色があります。ですから、そこには、子規の生(なま)の心の動きを窺うことができます。起筆は、明治34年(1901)9月2日。明治35年7月29日、すなわち死の直前まで自ら筆を執って記しています。
少しずつ読み進んでいきたいと思います。子規の日常が手に取るように伝わってきます。子規は、三度三度の食事の献立までこまめに書き記していますが、そんなことによって自らを慰めていたのでしょう。人間子規の苦悩を皆様とともに追体験してみたいと思います。今回からでも十分にお楽しみいただけます。
備考
詳しい講座日程は神奈川大学KUポートスクエアのホームページをご参照ください。
講師陣
名前 | 復本 一郎 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1979年静岡大学人文学部助教授のち教授(1989年まで)。1989年神奈川大学経営学部教授(2009年まで)。2003年第9回横浜文学賞受賞。2004年、第6回加藤郁乎賞受賞。専門は近世・近代俳論史。主要著書に『俳句と川柳』(講談社現代新書)、『佐藤紅緑 子規が愛した俳人』(岩波書店)、『日本人が大切にしてきた季節の言葉』(青春新書)、『余は、交際を好む者なり 正岡子規と十人の俳士』(岩波書店)、『鬼貫句選・独ごと』(岩波文庫)など。神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員。「産経新聞」<テーマ川柳>選者。財団法人神奈川文学振興会評議員。実験的俳句集団「鬼」代表。 |