講座詳細情報
申し込み締切日:2011-07-01 / 世界史:芸術・文化
キリスト教美術にみる死生観 [7月開講]
- 開催日
- 7月15日・7月22日(金)
- 講座回数
- 全2回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【内容】
ヨーロッパ中世後期には、教会の失墜、戦争、疫病の蔓延などによって既存の社会秩序・既存の価値観が変容し、死の勝利や死の舞踏など、死をテーマとした芸術が流布するが、その背景には、キリスト教的な救済史観や運命論の展開がある。12世紀以降、古代から継承された運命論がキリスト教社会において熟成し、宇宙論的な展開をみせており、古代の宗教観・宇宙観とキリスト教のそれとが融合したこのキリスト教的運命論は、肉体と魂のゆくえ、すなわち、当時の死生観を問うものであった。本講座では、1回目を「死の芸術にみる死生観と救済史観」、2回目を「運命論にみる死生観」とし、2回に分けてこの転換期の死生観を、美術を通じて解読する。
ヨーロッパ中世後期には、教会の失墜、戦争、疫病の蔓延などによって既存の社会秩序・既存の価値観が変容し、死の勝利や死の舞踏など、死をテーマとした芸術が流布するが、その背景には、キリスト教的な救済史観や運命論の展開がある。12世紀以降、古代から継承された運命論がキリスト教社会において熟成し、宇宙論的な展開をみせており、古代の宗教観・宇宙観とキリスト教のそれとが融合したこのキリスト教的運命論は、肉体と魂のゆくえ、すなわち、当時の死生観を問うものであった。本講座では、1回目を「死の芸術にみる死生観と救済史観」、2回目を「運命論にみる死生観」とし、2回に分けてこの転換期の死生観を、美術を通じて解読する。
備考
詳しい講座日程は神奈川大学KUポートスクエアのホームページをご参照ください。
講師陣
名前 | 小池 寿子 |
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肩書き | 國學院大學文学部教授 |
プロフィール | 1956年群馬県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得満期退学。主な著書に『死者たちの回廊ーよみがえる「死の舞踏」』(平凡社ライブラリー)、『死者のいる中世』(みすず書房)、『屍体狩り』(白水社Uブックス)、『マカーブル逍遥』(青弓社)、『描かれた身体』(青土社)、『死を見つめる美術史』(芸術選奨新人賞受賞、筑摩学芸文庫)、『一日で鑑賞するルーヴル美術館』(新潮社、とんぼの本)、『週刊 世界の美術館』(監修・執筆 講談社)、『「死の舞踏」への旅』(中央公論新社)他。 |