講座詳細情報
申し込み締切日:2011-02-25 / 文学
『遠野物語』と現代 [2月開講]
- 開催日
- 2011年2月27日~2011年3月13日(日)
- 講座回数
- 全3回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【内容】
2010年にちょうど刊行から100年を迎えた柳田國男の『遠野物語』は、以降、時代の大きな転換期に絶えず読み直され、社会学から文学、哲学からサブカルチャーまで、その読解から、さまざまに刺激的な作品が生み落とされ続けてきた。『遠野物語』は、作者という概念に疑問を突きつけ、可視の世界とは異なった不可視の別世界への通路をひらき、リアルとヴァーチャルを一つにつなぐ。1960年代、1980年代、そして2000年代と、時代の変化のなかで『遠野物語』がどのように読み継がれてきたのか、代表的な『遠野物語』の享受者にして自身も優れた表現者であった人々の営為を明らかにし、現在から来たるべき100年紀に向けて、『遠野物語』の新たな可能性を論じてみたい。
2010年にちょうど刊行から100年を迎えた柳田國男の『遠野物語』は、以降、時代の大きな転換期に絶えず読み直され、社会学から文学、哲学からサブカルチャーまで、その読解から、さまざまに刺激的な作品が生み落とされ続けてきた。『遠野物語』は、作者という概念に疑問を突きつけ、可視の世界とは異なった不可視の別世界への通路をひらき、リアルとヴァーチャルを一つにつなぐ。1960年代、1980年代、そして2000年代と、時代の変化のなかで『遠野物語』がどのように読み継がれてきたのか、代表的な『遠野物語』の享受者にして自身も優れた表現者であった人々の営為を明らかにし、現在から来たるべき100年紀に向けて、『遠野物語』の新たな可能性を論じてみたい。
備考
詳しい講座日程は神奈川大学KUポートスクエアのホームページをご参照ください。
講師陣
名前 | 安藤 礼二 |
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肩書き | 文芸評論家 多摩美術大学准教授 |
プロフィール | 1967年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸評論家、多摩美術大学美術学部准教授、同芸術人類学研究所所員。2002年「神々の闘争―折口信夫論」で群像新人文学賞優秀賞。著書に『神々の闘争折口信夫論』(講 談社、2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社、2008年、大江健三郎賞・伊藤整文学賞)など。近刊として『場所と産霊 近代日本思想史』(講談社)、『たそがれの国』(筑摩書房)がある。 |