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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-27 / 芸術・文化:日本史:経済

渋谷区民大学講座「21世紀の東京論」

主催:國學院大學エクステンションセンター國學院大學 渋谷キャンパス(東京都)]
問合せ先:國學院大學エクステンションセンター TEL:03-5466-0270
開催日
令和5年 10月28日(土)
第1部 12時50分~14時20分(90分)
第2部 14時30分~16時00分(90分)
講座回数
時間
第1部 12時50分~14時20分(90分)
第2部 14時30分~16時00分(90分)
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
 - 
定員
200
その他
受講料無料 どなたでもご受講頂けます
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

令和5年度 渋谷区民大学講座
「21世紀の東京論」
 主催:國學院大學  後援:渋谷区

この度、國學院大學エクステンションセンターでは、「21世紀の東京論」と題し、渋谷区民大学講座を開催いたします。
今年度の渋谷区民大学講座は4年ぶりに対面で実施いたします。
渋谷区民の方はもちろん、一般の方もご参加いただけますので、たくさんの方々のご参加をお待ちしております。


第1部「東京裏返しー尾根を上る渋谷から川筋を這う渋谷へー」
講師:吉見 俊哉 (國學院大學観光まちづくり学部教授)

【講座概要】
近年、渋谷は嫌な街になった。地下は迷路のようで、地下深いホームから地上までに時間がかかる。駅周辺の超高層も威圧的だ。スクランブル交差点の鳥瞰映像は日々目にするが、写真映えする街と歩いて魅力的な街は別だ。半世紀前、70年代の渋谷で若者たちは丘を上った。パルコに至る公園通りは上り坂で、その坂周辺に小劇場やカフェ、プティックが増殖していた。ところが近年、若者たちが渋谷川筋を好んで歩き始めている。その嚆矢は、キャットストリートで、暗渠となった渋谷川沿いにブティックが並び、若者たちが集うようになった。その後、旧宇田川沿いが「奥渋谷」と呼ばれ始め、洒落た飲食店が並んでいく。最近は、旧東横線渋谷駅と廃線の上に誕生した渋谷ストリームから渋谷川に沿った緑道が整備された。この講義では、こうした渋谷の変化を解説しつつ、渋谷という街が背負う歴史性と課題、未来への展望を示していきたい。

第2部「東京ヴァナキュラー」
講師:ジョルダン・サンド(ジョージタウン大学教授・國學院大學研究開発推進機構特別招聘教授)

【講座概要】
巨大都市東京は二〇世紀に二度も焦土と化し、戦後数回の開発の波で姿を変えている。絶えず変化してきた東京の街に歴史的街並みなど過去の記憶を伝えるものは一見して他の多くの都市より少ないように見える。しかし、よく見ると実はさまざまな歴史の痕跡がある。そして、この歴史的痕跡の重要性はますます意識されてきた。東京の歴史記憶がどう育まれてきたか。行政や専門家だけのものではなく、東京の住民の日常生活の中で生まれたものであり、そこに国家や政党の政治とは別の「日常の政治」がある。今回の講義では、一九七〇年代以降のまちづくり運動、地域博物館などで歴史記憶をめぐる日常の政治が展開してきた過程を探りながら、都市にとって記憶の価値は何かという根本的な問いを考える。

講師陣

名前 吉見 俊哉
肩書き 國學院大學観光まちづくり学部教授
プロフィール 社会学者。國學院大学観光まちづくり学部教授、東京大学出版会理事長。
上演論的アプローチから都市論、メディア論を展開、日本のカルチュラル・スタディーズで中心的な役割を果たしてきた。長く東京大学で教え、大学院情報学環長、大学総合研究センター長、教育企画室長、副学長などを歴任。現在、デジタルアーカイブ学会長、東京文化資源会議会長。主な著書に、『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『博覧会の政治学』(講談社学術文庫)、『メディア時代の文化社会学』(新曜社)、『「声」の資本主義』(河出文庫)、『リアリティ・トランジット』(紀伊國屋書店)、『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』(人文書院)、『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)、『メディア文化論』(有斐閣)、『万博と戦後日本』(講談社学術文庫)、『親米と反米』(岩波新書)、『ポスト戦後社会』(岩波新書)、『大学とは何か』(岩波新書)、『夢の原子力』(ちくま新書)、『アメリカの越え方』(弘文堂)、『「文系学部廃止」の衝撃』(集英社新書)、『視覚都市の地政学』(岩波書店)、『大予言――「歴史の尺度」が示す未来』(集英社新書)、『戦後と災後の間――融解するメディアと社会』(集英社新書)、『トランプのアメリカに住む』(岩波新書)、『現代文化論』(有斐閣)、『平成時代』(岩波新書)、『アフター・カルチュラル・スタディーズ』(青土社)、『五輪と戦後』(河出書房新社)、『知的創造の条件』(筑摩書房)、『大学という理念』(東京大学出版会)、『東京裏返し』(集英社新書)『大学は何処へ 未来への設計』(岩波新書)、『東京復興ならず』(中公新書)、『空爆論』(岩波書店)『敗者としての東京』(筑摩書房)等、多数。
名前 ジョルダン・サンド
肩書き ジョージタウン大学教授・國學院大學特別招聘教授
プロフィール ジョルダン・サンド。米国・ジョージタウン大学教授(日本歴史学専攻)、國學院大学特別招聘教授(二〇二三〜四年)。近現代の日本社会史について幅広く執筆。単著に『帝国日本の生活空間』(天内大樹訳、二〇一五年)、『東京ヴァナキュラー:モニュメントなき都市の歴史と記憶』(池田真歩訳、二〇二一年)、House and Home in Modern Japan (2003)、などがあります。二〇二三年一二月に『破壊と再生の伊勢神宮』出版予定。

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