講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-10 / 日本史:文学:その他教養
『関白秀次の切腹』の刊行とその後の新知見
- 開催日
- 令和4年
第1回 :10月 3日
第2回 :10月17日
第3回 :11月14日
第4回 :11月21日
第5回 :12月 5日
- 講座回数
- 全5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- -
- その他
- 新規お申込みの方のみ、入会時に入会金がかかります。
入会金、講座受講料は、区分によってことなります。
詳細は、令和4年度國學院大學オープンカレッジパンフレットをご参照ください。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
史上初めての「武家関白」秀吉を頂点とする豊臣政権は、いかにして並み居る旧戦国大名たちを統制したのか。私がこのテーマに取り組み始めて約20年の歳月が流れた。その中で、2016年4月に刊行したのが『関白秀次の切腹』である。その年、ちょうどNHK大河ドラマ「真田丸」が放映されており、脚本の三谷幸喜氏は7月の放送回で2回に渡り「秀次事件」を描いて大いに話題となった。その大きな理由は、「秀吉が秀次に切腹を命じた」との通説的理解に対して、「秀吉の意に反して、秀次は自ら切腹した」という、これまでにない描き方をしたことにある。また、2021年に刊行された『センゴク権兵衛』25巻(『週刊ヤングマガジン』連載中)においても、「秀次自害説」が採用されている。加えて、「秀次事件」に関連する史料が新たに紹介されるなど、私の考えはある程度世間に受け入れられてきている。その一方、ようやく最近になって検討に値する学問的批判もいくつか提出されるようになってきた。『関白秀次の切腹』刊行から5年の歳月が経ったこともあり、一度そうした研究の現状について確認することは、今後の豊臣政権研究にとっても意義のあることと思われる。本講座では、豊臣政権の支配秩序・政治構造の特徴を踏まえた上で、「秀次事件」関連の諸研究・諸史料を紹介し、拙著刊行から現在までにアップデートされてきた「新知見」について解説することとしたい。
備考
テキスト:資料を配布します
参考書:『関白秀次の切腹』矢部健太郎 KADOKAWA
1000円(本体価格)2016年
『関ヶ原合戦と石田三成』矢部健太郎 吉川弘文館
2600円(本体価格)2014年
参考書:『関白秀次の切腹』矢部健太郎 KADOKAWA
1000円(本体価格)2016年
『関ヶ原合戦と石田三成』矢部健太郎 吉川弘文館
2600円(本体価格)2014年
講師陣
名前 | 矢部 健太郎 |
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肩書き | 國學院大學教授・博士(歴史学) |
プロフィール | - |