大学公開講座のセカンドアカデミー

一年間中断していた講座が、昨年オンラインで再開されました。今年も引き続きオンライン講座となりますが、よろしくお願いいたします。今年は万葉集の巻四相聞を読んでゆきます。どこからでも読み始められるのが万葉集のよいところですので、今年から初めて受講する方にもわかりやすく説明してゆきたいと思います。「相聞（そうもん）」は基本的には恋の歌ですが、親子愛・兄弟愛・友愛の歌なども含まれます。巻四は坂上郎女や家持の歌が中心となりますが、歴代の有名歌人も登場します。オンラインということもあり、あまり先を急がず読んでゆきます。以下におおよその予定を示しておきますが、毎回の進み具合によって予定が変更される場合があることを予めご承知おきください。

第1回　 安積皇子挽歌と死妻悲傷歌（巻三・４７５～４８３）
第2回　 崗本天皇歌と額田王・鏡王女歌（巻四・４８４～４９１）
第3回　 人麻呂の歌（４９２～５０８）
第4回　 笠麻呂歌と阿倍女郎歌（５０９～５２０）
第5回　 藤原宇合・麻呂の歌（521～５３３）
第6回　 安貴王歌と高田女王歌（５３４～５４５）
第7回　 笠金村歌と大伴旅人歌（５４６～５５６）
第8回 　坂上郎女歌と旅人送別歌（５５７～５７１）
第9回　 旅人歌と坂上大嬢歌（５７２～５８６）
第10回　笠郎女の歌（５８７～６１２）

テキスト：『補訂版 万葉集本文篇』佐竹昭広・木下正俊・小島憲之著　
　　　　　塙書房 2,100円（本体価格）

参考書：『万葉集の基礎知識』角川選書　2,400円（本体価格）　　　　　　
　　　　『万葉ことば事典』大和書房　6,800円（本体価格）
　　　　岩波文庫・角川文庫・講談社文庫の万葉集

名前	土佐秀里
肩書き	國學院大學教授・博士（文学）
プロフィール	－