大学公開講座のセカンドアカデミー

　今日、私たちはこれまでの常識では打破できない壁を、目の前にしているのではないでしょうか。また個人においても、主観的、経験的に考えていては限界があります。
　現代日本は欧米の影響を受けた後に成立した社会です。近代の人間像を造り上げた西洋の根幹にはキリスト教から生じた、各時代の思想があります。私たちの問題の一つは、成立した社会を形だけを受け継いで、その発想の源を理解しないでいることかもしれません。
　私たちがよく耳にする価値観や道徳観の「本質」を探ります。キリスト教思想を学ぶことで、自分にはなかった新しい視座を得て、明日を生きる力を育みましょう。


【プログラム】
　１　人は組織の中に本質を見出すことができるのか？／ギリシャ哲学・普遍論争
　２　体験しないと本当に物事を理解できないか？／教育の分離・スコラ哲学
　３　目に見えないものをどうとらえるか？／理性の自立・宗教改革
　４　できる、できないで判断する価値観は人をだめにする？／ルネサンスの裏側
　５　できることから始めない大切さとは？／人間が神を作り上げる時代の危険性
　６　愛と平和を創るには？／主体客体の思想のゆれを考える

＊中村穣先生の講座は今期から金曜日夜に変更になりました。ご注意ください。

名前	中村　穣
肩書き	上野の森キリスト教会宣教主事、逃れの街ミニストリー代表、上野よみがえり会ホームレス伝道協力牧師
プロフィール	ウェスレー聖書神学大学大学院（在米）卒