大学公開講座のセカンドアカデミー

　教会では信仰について、救いは神の一方的な憐れみによると説かれます。人間は善行によって救われるのではなく、神から与えられる救いを信じる信仰によるのだと。しかしそれは、信じるだけで何もしないで天国を待つと言う生き方を教えているのではありません。20世紀を代表する神学者の一人、パウル・ティリヒは「神の働きへの人間の参与」と説明しています。－神の主権を信じた人がこの世界で神のわざに参加する。－
　事実この2000年間、キリスト教は社会に積極的に関与し、人類の文化を改革し続けて来ました。
　様々な側面から、キリスト教と社会・文化について考えますが、今期は特にキリスト教平和主義の可能性を見ていきます。


【プログラム】
　１.　啓示・キリスト教信仰・文化
　２.　キリスト教の5分類と文化の変革（１）
　３.　キリスト教の5分類と文化の変革（２）
　４.　キリスト教と平和（１）
　５.　キリスト教と平和（２）

参考図書：『現代社会とキリスト教』(藤原淳賀他著)　慶應義塾大学出版会　1200円＋税
（希望者には講座内で販売します。）

名前	藤原　淳賀
肩書き	学術博士（神学）、日本バプテスト連盟恵約宣教伝道所牧師、聖学院大学教授
プロフィール