大学公開講座のセカンドアカデミー

　古代の詩を編纂した詩篇は、聖書の中でもひときわ美しく、繊細な感情を持つ日本人にも親しみやすい書物です。そこには自然・世界の素晴らしさ、愛されていることの喜びと感謝が豊かに表現されています。さらに人間の喜怒哀楽がストレートに描かれていて、順境の日ばかりか、むしろ逆境の日にこそ、あらゆる時に詩篇は私たちの心に寄り添って、ゆっくり深い呼吸をすることができるように、心を解きほぐし満たしてくれます。味読すると、言葉にならなかった「うめき」が、やがて正直な祈りの「ことば」に導かれていきます。
原語(ヘブライ語)に忠実に、その響きやリズムを生かした翻訳を目指している講師が、様々な人とのかかわりを通して見出してきた詩篇の素晴らしさを伝えます。聖書は初めてという方も歓迎します。

プログラム
1)　詩篇とは－あらゆる感情に寄り添い、心を自由にする祈り
2)　世界と私を創造してくださった神への賛歌　　詩篇19篇ほか
3)　深い孤独感の中での祈り　　詩篇22篇ほか
4)　慰めを見出せない中での祈り　　詩篇77篇ほか
5)　心が騒ぐばかりの時に　　詩篇62篇ほか
6)　幸いな人生へと歩みだすために　　詩篇23篇ほか

名前	高橋　秀典
肩書き	立川福音自由教会牧師
プロフィール	牧会カウンセラー 新改訳聖書翻訳改定委員