講座詳細情報
申し込み締切日:2019-10-18 / 文学:心理:その他教養 / 学内講座コード:373
平成文学が拓く令和新時代
- 開催日
- 10/19,11/9,12/21(土)
- 講座回数
- 3
- 時間
- 14:00-16:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,600円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
平成が終わりました。「大工場での大量生産」を基盤に置いた社会システムの限界が、はっきり見えてきた時代でした。終身雇用・核家族・国民国家etc……戦後日本がよりどころとしてきた諸制度は、今では存続の危機に瀕しています。それでは私たちは、どのような「共生のための仕組み」をこれから構築していけばいいのでしょうか?答えを出すのは無論、容易ではありません。本講座では、それを探る手がかりを、同時代の小説に求めていきます。虚構作品は、現状のある側面を抽出し、「典型」を作りあげます。それらを分析することは時として、現実そのものを注視する以上に、「問題の今」を浮かびあがらせます。ならば、平成時代に書かれた小説作品を読み解くことを通して、私たちが直面する困難の本質に迫りうるのではないか。そうした前提の下、日本の「これから」を考える道筋を、僅かなりとも拓くことに挑んでいきます。
講師陣
名前 | 助川 幸逸郎 |
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肩書き | 横浜市立大学非常勤講師 |
プロフィール | - |