大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
本講座は、一定の英語を書くことはできるが、更に上のレベル（中級程度）の英語表現力を習得したい方に最適です。日本人が書く英語が「どこか日本的だ」と云われるのは、日本語と英語に微妙に異なるところがあるからです。2014年度秋学期から使用しているテキスト『Focus on Modern English Writing -活きた英語の表現演習-』では、この部分に注目し、日本語の例文をいったん英語的な日本語表現に置き換えてから英訳する、という工夫が盛り込まれています。日本語と英語の類似点や相違点を明確にし、言葉の背後にある概念や発想、実際的な機能をよく知ることによって、自然な英語を書ける力を身につけましょう。

【講義概要】
テキストの各章は、それぞれ文法テーマがあり、1章ずつテーマに沿って、下記のような3段階の流れで構成されています。
（1）日本語の例文を英語にしやすい表現に直す。
（2）日本語と英語、それぞれの発想と構文について。
（3）英語の文法や構文・文型の応用表現の習得。またテキストのExerciseは、全て短文・長文の問題になっているため、予習を必ずおこなってください。そして、毎回添削課題を与えてこれらの補強をおこないます。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/17(土) UNIT 10 :時制に気をつけよう
第2回 2015/ 1/24(土) UNIT 11 :使役動詞と態の用法
第3回 2015/ 1/31(土) UNIT 12 :仮定法を上手に生かそう
第4回 2015/ 2/ 7(土) UNIT 13 :他人のことばを伝える話法
第5回 2015/ 2/14(土) UNIT 14 :表現に影響を及ぼす副詞の位置
第6回 2015/ 2/21(土) UNIT 15 :否定構文の使い方
第7回 2015/ 2/28(土) UNIT 16 :日本語と英語の比較構文

【ご受講に際して】
◆今学期はテキストのUnit10から学習します。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『Focus on Modern English Writing -活きた英語の表現演習-』（成美堂）（1，575円）（ISBN:9784791950249）※テキストのUNIT10～

名前	長坂 昇
肩書き	日本英語ライティング普及会々長
プロフィール	早稲田大学文学部英文学科卒業。その後、ブラウン大学及びウェストロンドン大学にて研究。昭和女子大学専任講師、助教授を経て、教授。主要教授内容「英語学」「日英対照言語学」「文法・語法研究」「ライティング」など。著書に『時制中心の英語表現』(弓プレス)、『Keystone - Grammar-based English Writing』(成美堂)他多数。