大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
全くの初心者の方を対象に、財務省・税関の実施する通関士国家試験の合格を目指します。試験では関税法・関税定率法等、通関業法、通関実務の3科目で行われますが、合格には各科目の短答式・記述式問題のそれぞれ60%以上の正解が必要のため、不得意科目をつくらないよう、幅広く正確な知識を身に付けることが必要です。その為にも全講義を受講することが大切です。

【講義概要】
通関士とは、通関業者に属し、活躍する通関手続き及び輸入税務のプロフェッショナルです。通関士になるために、財務省の実施する国家試験に合格する必要があります。通関士試験のほとんどの内容は、輸入に関するものです。輸入通関のほか輸入時の税務に関して多く出題されます。通関士試験合格の為の学習内容の80%が税務に関するものといっても過言ではありません。この講座では、こうした出題傾向にそって、わかりやすくかつ合理的・効率的に講義をすすめていきます。本講座とは別に、日本貿易実務検定協会が模擬試験を実施いたします。本講座受講に合わせての受験は、理解の定着により効果的です(受験料別途。8月24日(日)実施予定)。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/ 9(水) 関税法1:通関の仕組み、定義
第2回 2014/ 4/16(水) 関税法2:輸出入通関、特定輸出申告
第3回 2014/ 4/23(水) 関税法3:保税地域
第4回 2014/ 5/ 7(水) 関税法4:保税運送、収容、貨物の水際取締り
第5回 2014/ 5/14(水) 関税法5:課税物件の確定、納税義務者、特例申告制度
第6回 2014/ 5/28(水) 関税法6:認定通関業者、関税の確定、法定納期限と納期限
第7回 2014/ 6/ 4(水) 関税法7:附帯税、関税の徴収権、不服申立て
第8回 2014/ 6/11(水) 関税定率法1:関税率、課税価格の決定の原則
第9回 2014/ 6/18(水) 関税定率法2:例外的課税価格の決定
第10回 2014/ 7/ 2(水) 関税定率法3:減免税(1)
第11回 2014/ 7/ 9(水) 関税定率法4:減免税(2)
第12回 2014/ 7/16(水) 関税定率法5:減免税(3)、特殊関税制度
第13回 2014/ 7/23(水) 実務1:通則、輸出申告書の作成
第14回 2014/ 7/30(水) 実務2:輸入申告書の作成
第15回 2014/ 8/ 6(水) 関税暫定措置法:特恵関税
第16回 2014/ 8/20(水) 通関業法1:通関業務、関連業務
第17回 2014/ 9/ 3(水) 通関業法2:通関業者、通関士
第18回 2014/ 9/10(水) 外為法、輸出許可と輸出承認、輸入承認、NACCS特例法、その他

【ご受講に際して】
テキスト(合計9800円程度)は書店では販売しておりませんので、初回に事務所で販売いたします。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『オリジナルテキスト』（MHJ出版）
『実戦力通関実務演習テキスト』（MHJ出版）（2014年6月刊行予定）

名前	片山 立志
肩書き	日本貿易実務検定協会理事長、嘉悦大学講師
プロフィール	－

名前	吉田 晴信
肩書き	マウンハーフ国際ビジネススクール講師、JETRO認定貿易アドバイザー
プロフィール	1952年横浜生まれ。JETRO認定貿易アドバイザー。3年間の米国留学を経て専門商社に入社。20年以上にわたり輸出入業務に携わる。通関士、国際航空貨物取扱士の資格を持ち、企業研修や社会人講座の講師として、貿易実務、通関士試験対策、ビジネス英語などを教える。文部科学省の社会人キャリアアップ教育推進事業にも参画。著書に、『貿易取引 知識と実務』、『貿易実務検定試験 貿易実務英語B級オフィシャル・テキスト』などがある。