大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・企業人に必須の企業法務のミニマム知識を身につけてリスクマネジメント力を強化し、これからの社会で生き残れる競争力をつけることを目標とします。
・リスクを回避するためにどのような予防策を講じればよいか、事件や事故が発生した場合にどのように対処すべきか、について基本的な考え方を各テーマ毎(10か条の各条項ごと)に身に着けていただくことも目指します。企業法務のホットなテーマについて、司法制度改革の政府委員やアップルの法務部長も務めた日米ダブルライセンス弁護士・弁理士である講師が独自の角度から斬り込みます。

【講義概要】
　予定のテーマとしては、(1)企業法務とリスクマネジメント、株主代表訴訟、(2)労働法・ハラスメント対応、サービス残業、過労死問題、(3)契約書作成の基礎知識・交渉のポイント、(4)独占禁止法・下請法・消費者保護法、(5)個人情報の保護、AIとビッグデータの活用問題、ビッグデータ(ライフログ)の活用規制、(6)企業と知的財産権の保護、(7)紛争解決の実際(訴訟、仲裁、和解)、(8)国際法務の諸問題(米国PL問題(VW、タカタ)国際カルテル、腐敗防止法、新興国での法務問題等)など多岐に亘ってカバーする予定です。法律の知識のない方でも大歓迎です。これからの社会は法律で自己防衛、企業防衛できる人が生き残れる時代になるでしょう。そのための必須の知識やノウハウをご披露します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/ 7(金) 企業法務とリスクマネジメント
第2回 2017/ 4/14(金) 労働法務
第3回 2017/ 4/21(金) 契約書の基礎知識・交渉のポイント(1)
第4回 2017/ 4/28(金) 契約書の基礎知識・交渉のポイント(2)
第5回 2017/ 5/12(金) 消費者保護法務・独禁法
第6回 2017/ 5/19(金) AIとビッグデータ（パーソナルデータの保護）
第7回 2017/ 5/26(金) 企業活動と知的財産権の保護
第8回 2017/ 6/ 2(金) 業界による企業法務の機能や活動の相違点と共通点について【公開講座では初めての試みになります】
第9回 2017/ 6/ 9(金) 紛争解決の実際（国内・海外）
第10回 2017/ 6/16(金) 国際法務の諸問題

【ご受講に際して】
法律が初めての方でも分かり易く説明しますので、大歓迎です。


テキスト
『企業法務3級（第2版）』（社会保険研究所）（3，300円）（ISBN:978-4789495011）
参考図書
『初めての人のための契約書の実務』（中央経済社）（ISBN:978-4502185816）
『知的財産法講義（3訂版）』（税務経理協会）（ISBN:978-4419062903）

【備考】
テキストはセンター事務所で販売いたしません。自己手配をお願いいたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	牧野 和夫
肩書き	弁護士・弁理士・米国ミシガン州弁護士(芝綜合法律事務所)、英国国立ウェールズ大学経営大学院教授
プロフィール	【専攻分野】企業法務、知的財産、国際取引、ライセンス、コンプライアンス、リスクマネジメント、情報法等、【主な著書】国際取引法と契約実務(中央経済社)、ビジネスキャリア検定試験「企業法務3級」、「企業法務2級組織法務」、「企業法務2 級取引法務」(社会保険研究所)、英文契約書の基礎と実務(DHC)