大学公開講座のセカンドアカデミー

講座の目標：
家族の変化や少子高齢社会の深化によって「モデルなき社会」が訪れ、単独世帯の増加などエンディング期にサポートが必要なシーンが増えています。介護以外の死後までを含むサポートシステムを理解することが目標です。

　自分らしく生きて、自分らしくその生を閉じようと積極的に終活をされている人や、「おひとりさま」、LGBTQの人などのために、これまでの社会になかったようなシステムの情報を解説します。
　エンディングサポートのメニューは、死後でいうと、葬儀（火葬）、埋葬、部屋の片付け、死後事務委任によるガス・水道・電気・年金等の残金の支払いと停止申請などです。一方、生前では認知症になる前の見守りや生活支援、入院・入所における身元保証や緊急連絡先、遺言作成や遺言執行、判断応力がなくなった時に備えての任意後見契約や、実際に認知症になってからの後見人としての仕事などです。
　これらのシステムについて理解することで不安を取り除き、「終活」のあり方について考えてみましょう。

名前	井上 治代
肩書き	東洋大学元ライフデザイン学部教授
プロフィール	－