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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-06-07 / 芸術・文化:その他教養

宗教改革と美術 ─デューラー・クラナッハ・グリューネヴァルト

主催:東海大学生涯学習講座事務局東海大学 ユニコムプラザさがみはら(神奈川県)]
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202  ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
開催日
6/17(金)
講座回数
1
時間
18:30~20:00
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
500円
定員
50
その他
(当日徴収。ただし資料準備のため事前申込が
必要です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

1517年、ルターがヴィッテンベルク城の教会の扉に「九十五箇条の贖宥状論題」を提示したのを契機として、宗教改革という世界史的事件が展開いたします。この精神的社会的動揺に対して、芸術家たちはどのように反応したのでしょうか?

デューラーのルターに寄せる期待は、彼の日記に確認できます。クラナッハは、新教のプロパガンダとして多くのルター肖像画を供給しました。新教への傾倒ゆえに、グリューネヴァルトは職を辞することになります。このように数え上げると、ドイツ・ルネサンスの巨匠たちは宗教改革に積極的に反応したかに思われますが、これは極めて一面的な見方と言わざるを得ません。

なぜなら、その同じ芸術家たちが1517年以後もカトリック教会とその支持者のために、依然として傑作を制作し続けたからです。今回はデューラーの銅版画《小枢機卿》、クラナッハがハレのドームの聖遺物収集のために果たした大きな役割、グリューネヴァルトの晩年の大作《聖エラスムスと聖マウリティウス》を採り上げてみます。すると、これらの傑作群の背後に、カトリック教会の大立者にして当代随一の芸術パトロン、アルブレヒト・フォン・ブランデンブルクの存在が浮かび上がってくるでしょう。

講義は、スライドによって作品を鑑賞し、わかりやすく解説しながら進めます。

申込期間 2月29日(月)~6月7日(火)

講師陣

名前 永井 繁樹
肩書き 東海大学総合教育センター非常勤講師(元東海大学教授)
プロフィール 東京芸術大学卒業および大学院修了、レーゲンスブルク大学(ドイツ)
で博士号取得。専門は西洋美術史。
○著書:『ドイツ後期ゴティク絵画における風景表現について』(独文)
○訳書:ヴィンツィンガー著『デューラー』(グラフ社)、ヴェルフリン著『ア
ルブレヒト・デューラーの芸術』(中央公論美術出版)など
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