大学公開講座のセカンドアカデミー

　日本の未来にとって潜在成長率を上げることが必要不可欠ですが、少子高齢化や働く環境の変化による人手不足が重大な問題となっています。特に高齢化は深刻な問題で、現在日本の高齢率は27％となり、世界一の「超高齢国家」になっています。また高齢化のスピードも他の先進国と比べて断トツで高く、このような超高齢化社会では、平均寿命はもちろん「日常生活が制限されることなく生活ができる期間」を示す「健康寿命」が大変重要となります。
　
　健康寿命を延ばす対策として、医療環境の向上、必要な財源の確保などさまざまな施策がありますが、これらの対応と同時に、ICT を活用した医療体制の整備が急務となります。特に「モノのインターネット」と言われるIoT（Internet of Things）という技術が大変重要になってきます。IoTのコンセプトと技術を応用することで、人の健康をオンタイムで可視化し、予兆をつかみ「未病」の段階で、認知症や生活習慣病などを防止または軽症化することが可能なのです。この「未病」の段階で防ぐ「未病革命」によって、膨張する医療・介護費を抑え、日本人を「長生きの国ならではの老後の不安」から解放することができ、健康関連の新産業創生も期待できます。
　
　このように健康寿命を延ばすことが「年齢のカベ」を越え、高齢者の方々の多様な社会参加を可能とします。そして、それこそが「一億総活躍社会」の実現に向けた重要な施策となるのです。

申込期間　２月29日（月）～４月６日（水）

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名前	片山 さつき
肩書き	参議院議員
プロフィール	1959年、埼玉県生まれ。東京教育大学付属中学・高等学校、東京大学法 学部を卒業し、1982年大蔵省入省。女性初の主計局主計官。2005年衆 議院選挙にて初当選。経済産業大臣政務官を経て、2010年参議院全国比 例区にてトップ当選。総務大臣政務官、自民党環境部会長、参議院外交 防衛委員長等を歴任。 現在は自民党総務副会長、地方創生実行統合本部常任幹事、再生可能エ ネルギー普及拡大委員長、金融調査会副会長として活動中。