大学公開講座のセカンドアカデミー

純粋な乙女たちをやさしく描き、若い女性たちから圧倒的な支持を得た吉屋信子と、自らの信ずる道を全うし、多くの青年を惹きつけた三島由紀夫。この二人は、作品傾向こそ異なりますが、ともに同時代の若い読者に大きな影響を与えた作家です。その魅力は、登場人物たちが同性へそそぐまなざしを丁寧に描き、その微妙な心の揺れや葛藤をみごとに表現したことでしょう。
この講座ではこの二人の作家をとりあげ、知られざる背景にふれつつ、それぞれの代表作を読んでいきたいと思います。資料は配布しますので、これらの作品をご存じの方も初めての方も、気楽にご参加ください。大正から昭和にかけての少しレトロな雰囲気にひたりつつ、吉屋信子と三島由紀夫の繊細な世界をご一緒に楽しんでまいりましょう。

【講座スケジュール】
第１回6/1 吉屋信子が女流作家となるまで
第２回6/15 『花物語』～疑似姉妹のきずな
第３回6/29 三島由紀夫のアイデンティティー
第４回7/6 『禁色』～自我の確立

申込期間　２月29日（月）～５月21日（土）

※重要※【OPクレジットカードでのお申し込みについて】
講座申込は必ず『小田急まなたび受付ダイヤル』での手続きをお願いします。

0570-550-698 ⇒ ダイヤル「1」（自動音声・24時間受付）
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※お申し込み後の変更・キャンセルはできませんのでご了承ください。
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名前	堀　啓子
肩書き	東海大学文学部教授
プロフィール	慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了、博士（文学）。日本近代・ 比較文学専攻。日本学術振興会特別研究員を経て、現職。尾崎紅葉の『金 色夜叉』の種本が米国の小説であることを発見、メディアで大きく報じ られ、その翻訳『女より弱き者』は日本図書館協会選定図書に。2007年、 東海大学「学生の選んだ『いい授業』」優秀賞受賞。近著に『日本ミステ リー小説史』（中央公論新社）。