検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2016-01-12 / 日本史:心理

倭王権とはなにかを“台所事情”から探る

主催:東海大学生涯学習講座事務局東海大学 品川キャンパス(東京都)]
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202  ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
開催日
1/23(土)
講座回数
1回
時間
13:20~14:50
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
100
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

前方後円墳の時代とは、大和側で整備され格式化された古墳が日本列島の広い範囲に広がる現象によって特徴づけられます。
古墳づくりには大規模な造成工事が伴いますし、内部には豊富な副葬品を添えた人物が埋葬されていますから、大和を中枢に据えた王権が各地に誕生したのだともいわれます。そのような各地の様相を、今回の講座では4回にわたってみていただきます。
それらを承けて、私の講義では関東における前方後円(方)墳成立の背景に着目します。すると地域間の交流の活性化が浮き彫りになってきます。稲籾を原資とする市の拡大、市や貿易航路の象徴として築かれた前方後円(方)墳の築造、広域水田の開拓といった動きが相互に連動していたことがわかります。
ようするに寒冷化しつつあった当時の厳しい環境の中でのサバイバルシステムとして、これらの現象は理解されるのです。つまり、こうした“台所事情”の整備こそが倭王権の政治=経済課題であり、それこそが民衆を束ねる力の源泉だったとも考えられるのです。こうした仮説をお示しすることを通じて、今後の前方後円墳の時代の研究はいかにあるべきかをお話しします。

備考

受講料1,000円(キャンセルに伴う返金は対象外となります)

申込期間2015年8月26日(水)〜2016年1月12日(火)

講師陣

名前 北條 芳隆
肩書き 東海大学文学部教授、文学部長
プロフィール 1960年、長野県生まれ。1985年岡山大学法文学部卒業、1991年大阪大学大学院博士後期課程満期退学。1992年~2002年徳島大学埋蔵文化財調査室。2002年~東海大学文学部歴史学科考古学専攻。古墳時代の成立過程の研究をテーマとして、古墳の設計や腕輪形石製品の研究を進めている。
資料を請求する
質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.