大学公開講座のセカンドアカデミー

この講座では、わが国の高齢化の状況と介護保険制度の基本的な情報を学びます。
　1950（昭和25）年には、5％にも満たなかったわが国の高齢化率は、2014（平成26）年には25％に達する状況であり、わが国は、平均寿命、高齢化率、高齢化のスピードの３点において、世界一の高齢化社会となっています。
高齢化が進む社会では、需要・供給両面における経済成長力の低下、生産活動に参加する人の割合の低下、年金や医療・介護等にかかる負担の増加が大きな問題となります。

本講では、①超高齢社会を迎えたわが国の現状と人口構造の高齢化に伴う諸問題、②介護を社会で支える仕組みである介護保険制度制定の経緯、③介護保険制度の基本的な仕組み、④介護保険制度実施後顕在化した問題、⑤介護保険制度の現状と今後の課題、⑥自分自身や家族の介護にどのように向き合っていくか、といった課題を取り上げます。

健康科学部連携講座

名前	阿部 正昭
肩書き	東海大学健康科学部社会福祉学科准教授（社会学修士）
プロフィール	精神医療と高齢者介護の現場で介護職員、生活相談員、介護支援専門員、事務長として２０年間従事した後、2004年より現職。介護職の「働きがい」と職場の「働きやすさ」を研究している。大学での授業は、介護概論、生活支援技術、実習指導等を担当している。介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員