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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-01-08 / 文学:日本史

第4回 交差する歴史と神話 考古学からみた日向神話

主催:東海大学生涯学習講座事務局東海大学 品川キャンパス(東京都)]
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202  ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
開催日
2014年1月18日(土)
講座回数
1回
時間
13:20~14:50
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
100
その他
(授業料振込み後のキャンセルはできません)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

『記紀』に記された日本神話は、高天原、出雲、そして日向を舞台とする。日向は、天孫降臨の地とされ、ニニギノミコトやその子らは、国つ神や海の神と和合し、日本建国へつながる神武東征の出発点とされる。一方で、日向を含む南九州の地は、熊襲や隼人といった「まつろわぬ人々」が居住する地としても描かれる。この落差は何故か?
考古学からみた日向の歴史は、古墳時代において畿内以外では突出している。九州島における上位10基の大型前方後円墳のうち、実に7基が日向(大隅を含む)に存在する。また、南九州に特有の墓制である「地下式横穴墓や板石積石棺墓」も存在し、南九州内の小地域毎に見ると、前方後円墳との混在、あるいは隔絶、鉄製甲冑や蛇行剣など畿内色が濃厚な遺物の集中など、複雑な様相を呈している。しかし、鮮やかな色彩を放つ古墳時代に比べ、奈良時代以降の日向は、急速にその色を失っていく。それは何故なのか?
人々の心に刻まれた「神話」と郷土の大地に刻まれた「歴史」。二つの「記憶」が今、交差する。

備考

備考:島根県・宮崎県・三重県連携講座

講師陣

名前 東 憲章
肩書き 宮崎県立西都原考古博物館 学芸普及担当リーダー 副主幹
プロフィール 1989年 筑波大学第一学群人文学類先史学・考古学専攻卒業後、宮崎県教育委員会において、埋蔵文化財の保護・調査、西都原古墳群の整備、考古博物館設立準備、地中探査業務等に従事。県埋蔵文化財センター、県教育庁文化財課などを経て2013年より現職。
論文等に「⑦地下式横穴墓」『古墳時代の考古学3』(同成社2011)、『生目古墳群と日向古代史~宮崎平野の巨大古墳が語るもの~』(鉱脈社2011共著)など。
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